チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

そろそろそんな年頃か

 


どうもリョウスケです

 

2023年10月3日火曜日

天気 くもり

 

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ある友人が結婚したと知らせを聞いて

ーーついに来たか、、、

と驚きとも喜びとも悲しみとも寂しさとも

少し違う感情が内に広がる。

 


思えば私も彼も割といい年齢である。

世間で言えば結婚しても不思議ではないどころか

子供の二、三人はいてもよく

職場ではある程度の役職につき

会社の中核を担うポジションを任されていて

プロスポーツ選手なら、種目によっては

引退して新たな人生を踏み出す人もいる。

 


そんな私は、私だけの独立国家を

いかに快適に暮らせるかに、

尽力する日々を謳歌するダメな大人だった。

 


だっただけに、まさか同族(彼には悪いが)だと思っていた友人が結婚をするなんて。

 


私の周りで結婚したのは彼が初めてだった。

これまで私の身近な人間で

結婚した友人がいなかっただけに、

これはもしかしたら遠回しに自分の責任ではないかと気付き、

無意識な負の念を友人各所に呪いのようにばら撒いていたのでは?!

などと、自意識過剰な罪の意識に

頭を抱えて過ごしてきたが、

ついに第一号が結婚したとあれば、

これで私の責任論は消滅したと考えていいだろう。

 


そういう意味ではホッと安堵したのも事実だが、

同時に、友人が遠くの世界に行ってしまったような

深い喪失感がないかと言えば嘘になる。

 


結婚など遠い未来の話だと思っていた、

あの頃からの長い付き合いだ。

 


彼がちゃんと大人だったことに驚愕し、

同じ歳の自分もまた、

そんな大人になっていたことに気付かされる。

 


そろそろそんな年頃ですか。

いや、だけどまだ一人目なわけだし。

うーん、でも・・・。

と私の胸中では複雑な想いが渦巻いているが、

 


これだけは彼に伝えておきたい。

おめでとう。

幸せになってください。

そして、

どうか忘れないでほしい

私という友人がいたということを!!

 


これからもこの先も、私はワタシの王国をより快適にすることにのみ全力を尽くす所存であるが、

責任を感じずに済むようになった今、

その身勝手な想いは

さらに拡大していくことをここに宣言しよう。