チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

どうやら新聞に載るらしい

 


どうもリョウスケです

 

 

 

旅164日目

長野(長野市

天気  晴れときどき雨

 

 

 

カメラのシャッターが

パシャりパシャりと押される度に

少しの緊張と

高揚感でいっぱいになる。

 

 

 

新聞の取材を受けるのは初めてだった。

地方紙であるとはいえ

私のことが新聞に載るという。

 


こんなことが起こるなんて

旅を始めたときはもちろんのこと、

長野に入るまで

予想していなかった。

 

 

 

取材をしてくれた彼は、

古い同級生で

友人であり

新聞記者をしていて

 


彼が働いている姿を見るのは初めてで

 


その彼が私を被写体にして

写真を取ってくれている

 


いつもと違う真剣な眼差しと

遊びの時とは異なる雰囲気を

醸し出す

私の知らない世界で戦う彼の姿を目の当たりにし

働くとはこういうことなのだと

教えてもらった。

 

 

 

彼は、紛れもなくその世界のプロだった、、

 


出会った頃の感覚でしか彼を知らなかった私

良いところも、悪いところも、知っているつもりだったけど

全然知らない彼がそこにいる。

 


カラオケで尾崎を熱唱していたあの頃

古文のテストで競い合ったあの頃

10メートル先を歩く女子のパンツが見えそうだと

一緒にはしゃいでいたあの頃、、

 


そんなあの頃よりも、

少し大人になった彼はいま

新聞記者として情熱を注ぎながら

一生懸命に生きている。

 

 

 

いい歳になって自称旅人を名乗ることに不安があった私に、

彼は新聞に載せることが

誰かの何かのキッカケになるかもしれないという

 


彼のそんな考えに感動し

同時に、

こんな機会に恵まれたことが嬉しくなる。

 


この経験は一生のものだ

旅をしていなければこんな経験はできなかった。

あらためて

旅をしていてよかったと、

心から思える再会だった。

 

 

 

彼は古い同級生で

新聞記者をしていて

紛れもなくプロで

そして、

 


彼は私の友人である。

 

 

 

 


                              つづく

リョウスケ

 

 

 

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