どうもリョウスケです
旅56日目
2023年6月6日火曜日
天気 晴れのち雨
山頂から滋賀を望む。
久しぶりの滋賀である。
我が故郷よ、
と郷愁に浸りつつも
本当に滋賀は山に囲まれた地域なんだなと
外側から眺めることで
はじめて気づけることもあった。
御在所岳は三重と滋賀の県境にある山だ。
ここからだと、
三重県側から海を望むこともできるし
滋賀県側から琵琶湖を望むこともできる。
早朝からずっと登ってきた山だった。
昼から雨が降るかもしれず、
天気予報を睨みつけ
どうするかを思案したとき
導き出された答えは、
午前中に山を登り始めて
なるべく早く山を下りることだった。
そうすれば雨に濡れずに済むと考え
朝も早朝5時から支度を済ませ
6時に登山開始。
山の中腹で朝食を食べると
あとはひたすら山を登り続ける。
御在所岳には登山道がいくつかあって
中でも初級者向けとされているコースの中から
中登山道と呼ばれるコースを選択。
ゴツゴツとした岩場を登る箇所も
あると聞いていたが、
これが本当に、とにかくゴツゴツしている。
足を使って手を使って。
駆け上がるというよりは、
よじ登る。
岩にしがみついて上から垂れる鎖を掴んで
グッと体を引き上げることもあって
いつも以上に体全身を使った登山だった。
ようやくロープウエイ乗り場にたどり着くと
そこからは歩いて山頂へと向かう。
そして、登山開始から二時間と半分をかけ
ついに山頂へとたどり着いたのである。
ふう、と一息時間を確認すると
・・・まだ9時前だった。
思った以上に早く着きすぎである。
山頂でお昼を食べるつもりでおにぎりを
持参していたのに、
ただ単に荷物を重くしただけだった。
山頂は静かで人っ子一人いない。
おかげで恒例の「写真をお願いする」が
できないため、
試行錯誤の自撮り写真で我慢する。
缶コーヒーのプルタブを開けて一口飲むと
山頂の肌寒さに少し身震いして
脱いだ上着をまた羽織り
ウロウロと山頂広場を散策すると、
冬場はスキー場となるその斜面を見つめて
置いてきた過去に思いを巡らす。。。
そろそろ行くかと立ち上がり
登山道から登ってくる登山客に
思わず「あっ」と思うが立ち止まらず、
会釈をしながら通りすぎ、
ふう、とふたたびここで一息つくと
最後にもう一度琵琶湖を眺め、
「もうちょっとだな・・・」と旅の終わりに想いを馳せると、
下山口へとなるべくゆっくり歩いていった。
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山麓ロープウェイ乗り場。これに乗れば山頂まで一瞬で行ける
お世話になりました
登山口で登山届を書いて
ポストに、、、ってこれ回収してないよね。ぱんぱんで入らんけど、書く意味あるの?
午前6時出発!
枝でデカい岩を支えてるみたい
こんな箇所がいくつかある
三重県側海まで見渡せる
山頂近くまで来ると急になだらかな舗装された道を歩くことになるので、ここで一旦過酷な登山モードが萎んでしまう。過酷な登山モードのまま山頂までたどり着きたかったのに。
午前9時前山頂到着!
ロープウェイ乗り場からリフトで山頂に行くことも可能。それはつまりほとんど登らずに山頂まで行けるということ。
琵琶湖が微かに見える。まわり山ばっか
缶コーヒー
近くにあった灰皿台を活用。ちょっと遠い、、
少し歩くと神社がある
山頂ロープウェイ乗り場
建設当初はいくつもの世界一の記録を持っていた。現在では真ん中の支柱の高さが日本一という記録のみ
下りの方が怖くて大変
あの白い支柱
サイコロみたいな岩が細長い二本の岩の上に乗っている。どうしたらあんなところに乗ったのだろう。
12時前に下山。下山後すぐに雨が降り始め、あの岩場を雨の中で下りずにすんだことにほっとした。