チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

マンボーのオブジェ

 


どうもリョウスケです

 


旅48日目

2023年5月27日土曜日

三重[紀北町志摩市

天気 晴れ

 


走って走って走り続ける。

自転車で走っていると

日本は思ったよりも狭いと感じることがある。

 


短くて1時間以内

長くて2、3時間も走らせれば

自ずと次の目的地に辿り着くというカラクリ。

 


ちょうど疲れるか疲れないかの瀬戸際で

目的地に着いてしまうものだから、

やりがいがあるのかないのか

達成感がそこまで得られないことも多く

でも時々あまり行きたいとこが少ない地域もあって

そういう時はほぼ一日中

自転車を走らせなくてはならない。

 


毎日これだけ走れば慣れてくることもある。

だけどそんな日が時たまやってくるから、

その日はいつもの倍以上に疲れてしまうのだ。

 


そして、今日はその「時たま」の日だった。

 

 

 

ああ、しんどい、、、

深い溜息を肺の奥から吐き出す。

かれこれもう4時間ぶっ続けで走り続けていた。

 


あまり休憩を取らないわたしは

気づくと何時間でも走っていることがある。

走っている間はほとんど無心で

よっぽど特徴的な景色に出くわさない限り

立ち止まることも少ない。

そんなわけだから

走り終わって後から振り返ってみると

あれ、どんな道を走ったっけ?

どんな景色が広がっていたっけ?

と、記憶が曖昧で

ほとんど何も覚えていないこともよくあった。

 


損した気分にもなるけれど、

たまにはそんな日がないと

自転車旅にやりがいを感じにくいのも事実。

 


観光地を一日中巡る日もあれば

自転車で走り続ける日もあり、

雨で身動き取れない日もあれば

晴れてるのに疲れて動けない日もある。

 


いろんな日が記憶となって紡がれるからこそ

あとで振り返ってみた時に、

内容の濃い

旅の記録がそこに積み上がっているのだ。

 


だからこの日は正直「マンボーのオブジェ(道の駅にあった)」の記憶しかほぼないけれど、

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これも貴重な旅の記録である。

一日だけだったら内容の薄いこの日だって、

後々これが全体を通して旅を振り返った時、

意味のある日となって

体全体に刻み込まれているはず。

 


きっとそう。必ずそうと

自分にしつこく言い聞かせながら、

マンボーの記憶を

必死で恭しく愛でるのだった。

 

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f:id:kryo428:20230605205827j:image反対側も


f:id:kryo428:20230605205823j:image地元の偉人さん。銅像があるとつい写真に撮りたくなる