チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

あたりまえの事を言うようで悪いのですが、台風は嫌いです

どうもリョウスケです

 


旅111日目

北海道(中富良野→札幌)

天気 曇り ときどき 雨

 


台風が来るって聞いて

21号の時みたく外でキャンプしようものなら大変な思いをすると考え

急いで札幌まで行こうと決めた。

 


富良野から札幌まで山を越え谷を越えて

110キロほど

果たして行けるか?

近頃100キロを超えるような長距離を走ってはいないと思う。

正確に距離を計算してはいないので

わからないが、

多分そんな走ってはいない

しかも地図上で見ると明らかに山! 山! 山!

が数十キロと続いている。

 


、、、がんばろ。

 


ひたすら走った。

もう無心で走り続けた。

 


登っては降りて登っては降りて

その繰り返し

本当に何もない。

風景もよくある山道の風景

いま振り返ってみても

走っていた道中の記憶が何も思い出せないぐらい印象が全くない

それだけ無心で走っていたのか

6時間ぐらいほとんど休む事もなくぶっ続けで走り続け

ようやく札幌の手前にある岩見沢市という地域に到着。

お昼ご飯を食べ

この辺りから札幌までは逆に街の中を走り続ける形になるので

随分楽になった道のりを走り

4時頃ついに札幌に到着した。

なんとか台風が来る前に走りきる事ができ

ほっとした。

台風の中の野宿だけはもうしたくない(>_<)

 

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なんか顔というか、熊みたいな

わかりますか?
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いた。何かが遠くに

え、恐竜?   ゴジラ??

 

 

 

昨日ニュースで知ったのだが

ある刑務所から逃走した脱獄犯が日本一周の旅人を装って逃亡していたという記事を確認した。

まず捕まってよかったなというのと

正直こいつのやった事は我々旅人を侮辱する行為だと感じた。

私が旅を始めて111日目

たくさんの人と出会ってきた。

私からは相変わらず話しかける勇気が持てずに過ぎ去った人も多いが

こんな私にも親しく話しかけてくれる人もたくさんいた。

どの人も様々な想いをかけて旅をしている

直接事情を聞く事はしないが

話している雰囲気からもそれは分かる。

みな何か思いを抱いて旅をしている。

そして出会った人々はみなどこか心の温かい人ばかりで、

同じ旅人仲間然り

道中で気にかけてくれた地元の人然り

みな優しいし

頑張って! 気をつけて!

と何処の誰とも知らないような好き勝手に生きている私に声をかけてくれる。

時には食べ物をくれたり飲み物をくれたり

ご飯に連れて行ってもらったり

この世には優しい人が多かったんだなと改めて気付かせてくれた。

 


だから許せない!

この人にも頑張れと声をかけた人がいたはずである。

そんな心優しい人の気持ちを踏みにじり

あたかも人生抱えた旅人を演じて、

これは侮辱だ!

我々旅人への

そして優しく声をかけた人々への

侮辱である!!

 


こんな奴のせいで

また旅を続けるのが少しずつ困難になっていくに違いない。

優しくない世知辛いだけの世の中は

こういう馬鹿野郎がキッカケを作っていくんだ

絶対に負けない。

何がなんでも最後までやり遂げよう

そして誰よりも優しく礼儀正しく誠実に旅を続けていこう

 


北海道はもうゴールが見えてきた

、、ような気がする

 


リョウスケ