チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

バカでかい古墳の周りを歩いてみた件

 


どうもリョウスケです

 


旅18日目

2023年4月18日火曜日

大阪[堺市大阪市

天気 晴れ

 

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日本一でかいお墓を歩いてみる。

周囲約3千メートル

それをゆっくり墓の周りを歩いてみる。

 

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仁徳天皇陵古墳は日本で一番大きな古墳で

千五百年以上も大昔に作られたもの。

墳墓の周囲を三重の濠(ほり)が張り巡る

前方後円墳なのだというが、、、

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どこまで行っても同じ景色だった。

常に見えているのは水の張った濠だけで

その向こうに見えるのは

鬱蒼とした森だけ。

あまりにデカ過ぎるのと

三重に巡らされた濠によって

墳墓が遠くてデカくて

ほとんど何が何だかわからなかった。

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これを古墳だといわれれば

確かに古墳である。

 


これをただの川と森だといわれれば

確かに川と森である。


言われて初めてそうだとわかるし

言われなくてもなんとなくそうかなと思うけど、

はっきりとは判断しにくい。

 

 

そんなバカでかい古墳だが、

古墳から滲み出る神聖な雰囲気に

常に心はドキマギしていた。

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ちっとも見えないけれど

あの向こうに古墳がある、

それだけでなんか特別な印象がある。

 


千年以上も大昔に

何万人もの多くの人々が

何十年もかけて作った

たった一人のための特別なお墓。

 


そんな特別を背負った人生は、

どんなものだろうかと考えてみたくなる。

 


仁徳天皇のことはほとんど何も知らないが

これだけ大きな特別は、

誇りでもあるかもしれないし、

窮屈でもあるかもしれない。

わたしごときじゃ想像さえつかない特別。

 


もし身の丈にあったお墓を神様からあてがわれるシステムだったら、

これほどのお墓に眠れる人の人生って、

果たしてどれほどのもんだろうか。

 


徳の塊みたいなものじゃないかと想像する。

 


朝起きて歯を磨く前に世界の平和を願い、

夜眠る前に飢餓で苦しむ人々のために涙する。

いただきますと

心の底から感謝を込めて合唱し

蟻の動向に

全神経を集中しながら一歩を踏み込む

 

・・・そんな日常。

 

 

かなり息苦しそうだ。

 

わたしにそんな生活耐えられないし

こんな空から見下ろさなければ

川と森にしか見えないお墓に、

そもそも入りたいとさえ思わない。

 


いずれ世界遺産になるとわかっていても

身の丈にあったお墓の方が断然いい。

 

 

わたしの身の丈って、

無職金なし三十路男の身の丈って、、、

 

 

せめて小石ぐらい乗せてほしい


なんてことを考えていたら、

ようやく1時間かけて最初の地点へ。

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まったくどんだけバカでかい墓なんだか(笑)

 

 

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f:id:kryo428:20230422090110j:imageまずはここで情報を得る


f:id:kryo428:20230422090017j:image全国の古墳群


f:id:kryo428:20230422090004j:image百舌鳥古墳群は三年ほど前に世界遺産に登録された。中でも仁徳天皇陵古墳が日本で最大級の大型古墳なのと、同時に登録された二番目と三番目に大きい古墳もその近くに存在する。


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f:id:kryo428:20230422090102j:image古墳?


f:id:kryo428:20230422090028j:image埴輪


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f:id:kryo428:20230422085958j:image仁徳天皇陵古墳の拝領。例によって宮内庁の看板が立てかけられている


f:id:kryo428:20230422090037j:imageこの大きな濠が古墳の周りに三重にある


f:id:kryo428:20230422090034j:imageおよそ3キロ。歩くことで初めてその古墳の規模や偉大さを体感できると始めてみたら、思ったよりも大変だった。こんなデカい墓を作ろうなんて、昔の人は本当に狂っている(いい意味で)


f:id:kryo428:20230422090022j:image上空から見るとこんな形。キレイに鍵穴の形になっているのがよくわかる。空でも飛ばない限り、この形を確認できないのが残念。近くにスカイツリーでも建てればいいのに


f:id:kryo428:20230422090049j:image千利休


f:id:kryo428:20230422090117j:image千利休の師匠的な人、武野紹鴎さん。この人も堺市出身


f:id:kryo428:20230422091408j:image堺市博物館。堺市の歴史だけでなく、古墳のこともたくさん詳しく展示された博物館。


f:id:kryo428:20230422090108j:imageサカイタケルくん


f:id:kryo428:20230422090025j:image古墳の出土品がたくさん


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f:id:kryo428:20230422090114j:image須恵器や鎧など


f:id:kryo428:20230422090019j:image仁徳天皇が埋葬されていた棺の模型。発掘されてすぐに戻されたというから、今でもこいつが古墳の中に埋葬されている。


f:id:kryo428:20230422090055j:image古墳ができるまでの工程。ものすごく大変そうだけど、ここまでのことをやり遂げたからこそ、今もほとんど当時のまま残っているという事実がある。


f:id:kryo428:20230422090001j:image堺市の歴史


f:id:kryo428:20230422090125j:image第三位の履中天皇陵古墳。仁徳天皇陵古墳のすぐ近くにある。


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f:id:kryo428:20230422090007j:imageこちらも大きい。こっちは一重の濠だからよく古墳が見渡せる。


f:id:kryo428:20230422090052j:image近くには仁徳天皇と関わりのある人々の古墳がたくさん


f:id:kryo428:20230422090040j:image高所から見た古墳。やっぱりでかい。市役所の上階の展望台から


f:id:kryo428:20230422090128j:imageこんなのもあった


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f:id:kryo428:20230422090105j:imageゴルゴ13!!


f:id:kryo428:20230422090059j:image用件を聞こうか、、、


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