どうもリョウスケです
旅19日目
2023年4月19日水曜日
天気 雨のち曇り
司馬遼太郎の書架を見上げる。
地下から吹き抜けになった部屋に
天井まで5メートルくらいの本棚がそびえ立ち
ぎっしりと本がたくさん詰まっている。
すべて彼が自宅に所蔵していた本たちで
全部で何千冊あるのかわからない。
そのすべてが彼の知識となって
作品に活かされているのだとしたら
これだけあるのに
一冊も無駄な本はないのだろう。
本を書くというのは、
つまりそういうことなんだと
溢れるほどの蔵書を眺めてため息が漏れる。
誰でも本が出せる世の中である。
時間とある程度のお金と
ある程度の根気さえあれば、
あとは出版社に持ち込むだけで本が出来上がる。
楽な作業ではないけれど
誰にもできないことでもない。
でも「良質」な本を作るということは、
ある程度の時間以上の莫大な時間と
そこにかける計り知れない熱意と
血へどを吐くほどの努力×努力があって、
さらにそこに持って生まれたセンスが加わることで
初めて良質な本が出来上がるのだ。
積み上がった本のタワーを下から見上げ、
わたしはまだまだこの百分の一にも満たないとコテンパンに打ちのめされた。
年間百冊本を読破しただけで
偉そうに浮かれていた自分を説教したい。
彼の爪の垢は売ってないだろうか。
キョロキョロと記念館にあるショップをくまなく探すが見つからない。
代わりに彼の本がたくさん売っていたので、
その中から一冊本を手に取ると
荷物のことなど一切迷わずレジへと向かった。
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司馬遼太郎の自宅の隣に記念館は作られている
書斎、外から庭越しに中の様子が見れる。机の上には制作途中で未完に終わった作品の原稿が置かれたままになっているとのこと。
ねこ。
記念館の中は撮影禁止。あの本棚の写真を撮りたかったのに、、、
ラグビーの聖地
花園ラグビー場、初めて行ってみた。中は入れなかったけど、外見だけでなんか興奮。いつか試合を観戦してみたい
優勝校の名前がずらり
なんか串団子みたい
ラグビー場の周りには陸上競技場や野球場やスポーツ公園みたいな広場も隣接している。