どうもリョウスケです
旅13日目
2023年4月12日水曜日
兵庫[宝塚市→西宮市]
天気 雨くもり
甲子園球場に訪れた。
ここは多くの球児たちにとっての
憧れの地。
そして、わたしにとっても
テレビや漫画でしか触れたことのない
特別な場所だった。
蔦が絡まる外壁を眺め、
ああそうそう
こんな感じのところだったよなと
記憶をたどって嬉しくなる。
外から眺めているだけでもいいが、
できたら中にも入れないだろうかと調べてみると
スタジアムツアーというものを
常時行っているらしい。
二千円でスタッフさんに中を案内してもらえる。そんなのもはやタダみたいなものである。
そのうち半分は甲子園歴史館の入館料も含まれており、さらにツアー参加者には限定チケットホルダーが貰えるおまけつき。
もはやタダというよりも、逆に得していると言っても過言ではないその内容に、
ラーメン一杯注文したら
二杯分の無料券を貰ったような気分だった。
早速ツアーに参加する。
スタッフのお姉さんの案内に従い、
一般人立ち入り禁止の通路を進むとまずはプロの選手も活用するブルペンへ。
部屋の中に土が盛られたマウンドがあり、
ここで出番前のピッチャーがピッチングの調整をするところだ。
やばいやばい!
ここにプロの選手も来ると思うと、
俄然興奮が収まらない。
ベンチとの通話用受話器でさえ、
なんだか特別なものであるかのように輝いて見えるのは気のせいだろうか。
そこを出ると今度は選手のロッカールームである。
ビジター選手のロッカールームとあって
比較的シンプル仕様だが、
それでも選手たちが利用する実際のロッカーや椅子がそのまま設置されていて、
興奮でヨダレが滴り落ちるのを必死で袖で拭う。
備え付けのゴミ箱でさえ、
なんだか特別な感じがしてそれだけで米が三杯いけそうだった。
そして最後に案内されたのが、
グランドにあるベンチである。
これはもう言わずもがなだ。
ベンチのシミや壁の汚れを見てニタニタしたのも
言わずもがな。言わずもがなである。
広い球場は解放感がある。
本来なら満員の客席に
ベンチには選手たちがずらりと並び
グランドにはポジションにつく相手チーム。
プレイボールの号令と共に、
マウンドに立ったピッチャーは
背番号「1」と
みんなの期待を背中に背負うチームのエース。
勝てば優勝、
負ければ野球に注いだ3年間が
ここで終わりを告げる。
両者負けられない大事な戦い。
グッとボールに気合を込めて、
ピッチャー大きく振りかぶると
投げました!
打った! バッター走る!
ボールは三遊間を抜けレフトの前に。
打った走者一塁を抜けニ塁を狙う
帰ってくるボール
間に合うか、間に合うか、
タッチ! セーフ!! ツーベースヒット!!!
うおおおおおおパビュパビュパビュ
「はい、ではそろそろ行きまーす。」
というスタッフのお姉さんの掛け声に
はっと我に帰る妄想男。
次は本物の試合を目前に、
ここで観戦したいと心に誓うのだった。
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切符だけで作った絵
けっこう距離がある
パシャリ
ロッカールーム、扉付きかと思ったら、全然違ってびっくり。選手たちはホテルで着替えてからくるから、ここで着替えることはあまりないらしい。
注意書き、スタンドへの投げ入れ禁止。もしケガでもされたら告訴されるかもしれないから、投げ入れはしないで欲しいと書いてある。ちょくちょく投げ入れる光景をテレビで見たことあるが、まさかそんな注意を呼びかけていたとは。
パシャリ
いろいろ説明してもらえる
ベンチにも入れる
ベンチ入りしている選手の名前が書いたボード。これを見て誰がいけるか考えるみたい
パシャリ
そして、パシャリ。すごく写真を撮ってもらえる。いつも撮ってもらう機会が少ないからありがたい。
甲子園の優勝校
このチケットのワンシーンがたまたま一番記憶に残るシーンで胸熱
甲子園歴史館。ここでは阪神タイガースブースと、甲子園選手権大会ブースの二つのブースがある。
まずは阪神の方。と言っても最近の阪神はまったくわからない。でも03年と05年の優勝時はけっこう応援もしていたため、かなり興奮した。
JFKが懐かし過ぎる!
これまでのタイガースの歴史が知れる
タイガースの永久欠番
この辺は青春だな
湯浅のWBC優勝メダル
今度は甲子園選手権大会の歴史。初めて使用された試合球。ここからすべては始まったのだった、、、
過去全出場高校の書かれたボール
我が母校よ
いろいろと展示されている
伝説の松井の5打席連続四球
青春時代のマー君対ハンカチ王子。甲子園でわたしが唯一鮮明に記憶している伝説の試合。15回延長引き分け再試合からの、九回一点差で迎えたバッター田中将大の三振によりゲームセット! 不思議とすごく熱狂して観戦した思い出の試合である。
優勝旗
優勝校、滋賀はまだゼロ。一度だけ決勝まで進んだことがある
明訓高校 ドカベン
明青学園 タッチ
リニューアル前に使用されていたベンチ。選手のサインが書いてある
その時のスコアボード。知ってる名前ばっかり。みんな引退してるのが悲しい。時代の流れを感じる
手書きのスコアボード、昔は職人さんが手書きで一人一人名前を記入していた。
第一回大会は10校しか参加していない。多くて四回、早くて三回勝てば優勝できる。そんなアホな
バックスクリーンから
電子スコア
次の試合はまだもう少し先である。試合の日などは練習風景も見学できるみたい。