どうもリョウスケです
旅71日目
2022年8月11日木曜日
天気 晴れ時々雨
沖縄[那覇市]
国際通りは観光客のための通りだ。
右も左もお土産屋さんなどがたくさん並ぶ。
どの店も、沖縄といえばこれでしょう!
と連想されるものが
分かりやすく観光客にアピールして並んでいて、
知ってか知らずか、
街行く観光客もそれに釣られて店に入っていく。
ウィンウィンといえばその通りだが、
個人的にはこういうあからさまな商法は好きにはなれない。
まるで芝居がかった感じがして
本来のナチュラルな文化が消失していると感じる。
わたしが求めていたのは自然体な沖縄らしさだった。
お土産屋さんで「あたすが例のシーサーさあ」とわざとらしく呟いていそうなシーサーの置物ではなく、
昔ながらの沖縄の民家の入り口にぽつねんと置かれた剥げかかったシーサーの置物。
あれこそがわたしの求める沖縄らしさだった。
だから国際通りはどこも殊更に沖縄を主張するようなわざとらしさが目立っていて、
好きにはなれない。
どこにあるんだわたしの求める沖縄らしさは!
国際通りをあてもなく
ひたすら沖縄らしさを求めて進んでいく。
海人Tシャツ・・・違う。
ちんすこうやサータアンダギー・・・違う。
シーサーのキーホルダー・・・違う。
どこだ。どこにあるんだ。
島のお婆がにこやかに「ちょっちゅねえ」と
呟く店はどこだ!
それともこれも観光客が幻想的に抱いた
芝居がかった沖縄らしさなのか!?
存在するのかどうかも怪しい沖縄らしさを求めて、国際通りを奥へ奥へとひたすら彷徨い続けるのだった。
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以前沖縄で本屋さんを始めた人が書いた本を読んだ。せっかくなのでその本屋さんを探して行ってみた。新しい本が出ていたので、それを買いつつ緊張しながら「本を読んで来ました」と本人に伝えてみると、予想に反してクールな方で、さらっと「ありがとうございます」と返されて終了。それでも話せてよかったと緊張のしすぎで頭がガンガンになりながらも、心はほっこりして嬉しかった。