どうもリョウスケです
旅72日目
2022年8月12日金曜日
天気 晴れ時々雨
沖縄[那覇市]
沖縄そばといえば沖縄料理の代表格と言ってもいいと、個人的には考えている。なぜなら、
沖縄のスーパーに行くと、通常はうどんや中華麺などが陳列されたコーナーに、沖縄では大量の沖縄そばが群を抜いて陳列されているからだ。
うどんは少量しかないし。中華麺に至っては見たことすらない。それだけ沖縄では、沖縄そばがポピュラーな食べ物として県民から認識されているのだろうか。
それならばと思い、
沖縄そばで有名な店を探して行ってみることに。
住宅街にひっそりとあるその店は行列のできる人気店だった。ーー並ぶこと30分
遂に店内へと入ると鰹出汁の甘い香りが鼻の奥にツンとほのかに広がる。
メニューはいたってシンプルだ。沖縄そばを中心に、ジューシーと呼ばれる炊き込み風ご飯や豚の煮込み料理、それとデザートにはぜんざいと呼ばれる沖縄の氷菓子がある。
迷わず沖縄そばの(大)とジューシーを注文した。
しばらくして運ばれてきたそいつにいっきに心が舞い躍る。
薄く透き通った鰹出汁
中太麺の沖縄そば
上には豚のチャーシュー(しかも分厚い!)
久しぶりに食べる生きた食事に待ったなしで箸を掴み取ると、勢いよく口に啜った。
すると、「ふはあーん」
思わず気の抜けた言葉が口内からこぼれ出す。
優しいお出汁の味。
程よい弾力の沖縄そば。
肉の旨味が絶品なチャーシュー。
ジューシーという名のほとんど炊き込みご飯もまた最高だった。
「ふはあーん」
再びこぼれ出た言葉を隠すことなく放出する。
これである。
これを求めていたのである。
好きな味だった。
好きすぎる味だった。
沖縄の人が好んで食べるのも頷ける。うどんも好きなわたしだったが、おそらくこの沖縄そばがうどんやラーメンなどの麺類を全て包括するだけの存在として、沖縄では確立されているのだろう。
他にも沖縄には食べるべき絶品料理があるのだろうか。
沖縄に来てから既に数週間が経つ。もっと早くにそいつに気づいていれば、各地の美味しい料理を食べれたかもしれない、、、
「ふはあーん」と残念そうに呟くと、出汁の香りに後悔が少し広がったのだった。
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識名園ーー世界遺産にもなっている琉球王国時代の王様たちの庭園。
広大なお庭に一つだけ大きなお屋敷が建っている。
これが王様のトイレです。
当時の写真をみると、ここからの景色はずっと先まで草原が広がっていた。今では建物がたくさん並んでひしめき合っている。
12日は沖縄では旧盆とされていて、こんな感じのことをやっている人たちと遭遇。何曲か披露すると、車に乗ってどこかへ行ってしまったので、おそらく各地を巡業しているのだろう。