チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

ジェット機が飛び交う

 


どうもリョウスケです

 


旅69日目

2022年8月9日火曜日

天気 晴れ時々雨

沖縄[本部町嘉手納町

 


沖縄本島をずっと巡っていると

驚くのはアメリカ軍基地の多さだ。

 


全国でも7割ものアメリカ軍基地

沖縄本島に集中している。

そのため至るところに物々しい柵と

わざわざ日本語で書かれた警告と

厳粛な警備体制が取られていた。

 


基地とは無縁の地域に住むわたしには、

この風景がとても異様に見える。

 


そもそもこのグローバルな世の中でさえ

田舎住まいのわたしには、

まだまだ外国人を目にしただけで

少し特別な感情を抱いてしまう節があった。

 


でも沖縄に住む人たちにとっては

これが何十年も続くあたり前の風景で

それが普通の日常なのである。

 

 

 

嘉手納基地を高台から見渡せる道の駅に

訪れる。

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数十分置きにやってくる軍のヘリや

飛行機、ジェット機まで。

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普段見慣れないそれらの飛行物は

わたしにはとても珍しく

貴重でいて

普段は特に軍事機器に興味のないわたしでさえ

興奮するだけの要素が詰まっていた。

 


それでも、地域に住む人々にとっては

それが日常で日々繰り返される

ただの騒音でもある。

 


一機のジェット機が通り過ぎるたびに

耳を塞ぎたくなる轟音が鳴り響くその様子は、

たとえ慣れたとしても

いつまでもうるさいと感じるはずだ。

 


何年も前には飛行機の墜落事故もあったと聞く。

常にその危険と

隣り合わせでもある沖縄の街ーー。

 


わたしは普段どこでも寝ることができる。

テントと寝袋で、ネットカフェの椅子の上で、

たまに公園のベンチに横になって、、、

それは元からのび太君みたいに特殊な才能が

あったわけではない。

これは単純に慣れでしかなく、

慣れてしまえば結局どんな環境でも人間は

睡眠ぐらいなら摂ることができるということ。

 


沖縄に住む人たちにとって

アメリカの軍事基地があることは日常で、

普段から軍事車両が街中を走ることも

軍事飛行機が爆音を響かせながら飛んでいくことも

全て日常の一つでしかない。

だから観光客のわたしみたいに

いちいちそれらに驚いて興奮したり

びっくりして耳を塞ぐこともおそらくないだろう。

 


だけど、

だから許容していいのだということにはならない。

 


事故は絶対に起こしてはならないし

騒音に耐え続ける苦労は

想像しただけでも辛い生活が容易に想像がつく。

戦後に奪われた故郷は現在は厳重に閉ざされた

柵の向こう側にあった。

 


慣れたからいいというのではない。

これは沖縄県民だけの問題ではないのだ。

日本とアメリ

双方が納得する形で平和に問題が解決できれば、

それが一番いいのだが。

 

 

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セブンイレブン沖縄モデル


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沖縄にもJAXAがあるのか!


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基地の真横を道路が走っていて、緑の芝生より向こうがすべてアメリカ軍基地


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こんなのがあった。音の計測器。いまの音が何dbかを数字で表示してくれる。


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ジェット機が見れたのは少し嬉しかった。遠くて早くて一瞬だったけど。展望台にはこういうのが好きそうなデカいカメラを携えたおじさんや、やたらと戦闘機の名前に詳しい少年がいた。


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