チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

大学生を見て感じたこと

 


どうもリョウスケです

 

 

 

最近大学生の団体と思われる若者がやたらと多い。

どうしてこんなに多いのだろうと過去を遡ってみると、なるほど、長尺の春休みに突入しているらしい。

どこの大学も、大概春休みは2月から始まるのだろう

気楽で浮かれた大学生の姿を見ていると、なんだか不思議な感情が湧いてくる。

まずは懐かしさだ。そして羨望と呆れ

こんな怠惰で堕落した人生を生きている私でも

彼らと同じような大学時代があった。

漠然とした未来への不安、期待、憧れを一心に抱きつつ

何にでもなれるのではないかと常に自惚れ

努力もせずに口だけは正義を貫いていたあの頃

とにかく今が楽しければ良かった

騒いではしゃいで、何が面白いのか常に笑っていた。。ような気がする

彼らはよく笑うーーー

楽しく滑りながらも笑うが、転んでも笑うし、リフトを止めて

人に多大な迷惑をかけていても笑っている。

何がおかしいのだろう

見ているとだんだん懐かしさよりも羨ましさが優ってくる。

あんなに笑う経験を久しくしていないことに気付く

間違いなく人生を楽しんでいる

だが笑っているかと問われると、笑ってはいないかもしれない。

彼らは本当に楽しそうだ

いつの間にか滑走道具を外して雪合戦に興じている

雪で男性の陰部を模した雪像を拵えては仲間内で馬鹿笑いしている

やっぱり何が楽しいのかわからない

滑っている彼らを観察していても、半分以上の女の子は初心者で

大袈裟に怖がる反応を見せつけ

滑れる男子は(初心者に毛が生えた程度)みえみえの下心丸出して

ニヤけながら手取り足取り教えている

その姿がどうも私にはオスとメスの情事を見せつけられているようで

(本当は勝手に観察しているのだが)

お互いの見えすいた心中が蛇口を締め忘れたお風呂のように

濁流となって溢れていて

その姿がどうにも気持ち悪いとまで感じるのである。

自分もあの頃はそうだったのだろうか、、

断じてありえない!

とはっきり断言できる自信もなく、

だからといってチャラチャラと逢瀬を重ねていた記憶もない私は

心のどこかでは彼らを羨望し、

または嫉妬さえ募らせ、

どこか冷めた気持ちで吐き気を催してもいる。

 


もう自分に彼らと同じ経験はできないのだなと思うと

少し寂しい気持ちを抱きながら

見当違いかもしれないが

私も大人になったのだなとつくづく実感した