チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

津軽半島北端の地

 


どうもリョウスケです

 

 

 

旅131日目、132日目

青森  1日目(弘前十三湖)2日目(十三湖→龍飛崎→今別)

天気  両日ともに晴れ

 

 

 

いつも迷いながら進んでいる。

旅の目的を聞かれると

日本中の有名な地、行ったことないところや

知らないところに行ってみたいと答えるのだけれど

その境界線はなかなか難しい。

 


どこからどこまでが行くべきところで

どこからどこまでがそうではないのか、、

実際ガイドブックに載っている有名なところだけでも

とても回り切れたものではないが

載っていないところで素晴らしいところはたくさんある

 


毎日毎日悩んで決めて

行ったり行かなかったり

 


とにかく後悔だけはしたくない

あとから行っておけばよかったとだけは思わない旅に

したいと、、

だから時に行く必要もなかった所に

苦労していくこともあって

時間と労力の無駄使いだったと反省する。

なかなか旅は難しい。。

 

 

 

 


津軽半島の先端、龍飛崎という岬を目指す。

ここが行く必要がなかったとは言わない

景色も綺麗で

いろんな発見もあり

達成感もあった

ただ、ここにたどり着くまで幾度となく

迷ったのは事実だ。

 


距離が少し遠いと悩み

山道が急すぎると悩む

 


果たしてここに来たのは正解だったのか、、

 

 

 

1日目、、、急な坂道もなく

平坦な田舎道をひたすらに走り続ける。

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りんご農園をいくつも通過し

十三湖と呼ばれる湖のほとりを通り過ぎる際

謎の小さく舞う大量の何かに遭遇

最初、それは何か植物の花粉か胞子か何かではないかと

思ったが、

よーっく目を凝らしてみると

舞っているというより

明らかに飛び回っているように見える、、

これはやばい!

と思い、急いで自転車を走らせ

口を閉じ、鼻を抑え

そこから一目散に逃げ出した。

あれが何だったのか、いまだに分かりかねている。。

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2日目、、、岬まで40キロほどと距離はさほど

遠くはない。

頑張れば午前中にはたどり着くと思っていたのは

単なる甘さである。

 


竜泊ラインと呼ばれる十三湖から岬まで抜ける間に

必ず通らねばならない道がある。

そこが、

つまり、、

えげつなかった。。

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傾斜11パーセントの道が延々と続く峠道

自転車ではとても乗りながら走るのは不可能であり

押して歩く以外に方法はない。

距離にしても5、6キロはあるだろうか、

坂を超えるまで

かなりの時間がかかった。

 


ここで私は

汗をダラダラと流しながら悩む。。

果たしてこんな大変な道を何時間もかけて登り

たどり着いた先に

私を満足させるだけのものがあるのか。。

 


だけどそんなこと今更考えたって仕方がない

弘前から何十キロと走り

田舎道をひたすら超え、得体の知れない飛ぶ何かと遭遇し

坂道を何時間もかけて登っている。

この先に何があるのかわからない現状において

いま悩んだところで、、

 


確実に不味いと知っている物を

障害物競走のゴール後に必ず食べなければいけないとするならば

競技中にも躊躇してしまうが

そうではない。

初めて行くところだ。何も知らない。

 

 

 

山頂にたどり着くと

走ってきた道のりが確認できる景色と遭遇し

どこか誇らしくなる

あともう少し、あともう少し

ゴールはすでに見えている

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そして、

午後2時、、龍飛崎に到着!

身も心もボロボロに

ようやく到達した。

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遠くに見えるのが北海道である。
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本当にここまで来るべき価値があったかどうか

その答えを探しに来たわけだが

着いてみると

そこには初めて見る景色が広がっていて

初めて感じる気持ちがある。

近くには青函トンネル記念館があり

そこでは初めて知ることと

初めて体験できることがあった。

 


いままでたくさんの美しい景色を眺めてきた中で

正直、ベスト1だと涙を流す程ではない。

でもここには初めて見る景色が大きく広がっている

いままで見たどの景色とも違う

 


思えばこの旅は初めて起こることばかりなのだし

悩む事はあっても

行ってみて後悔することは無いような気がする

そもそもが自分ルールの旅である。

どんだけ時間がかかろうと自分さえ良ければそれでよくて

だから、つまり、、

来てよかったと思うことにした。

これでいい。

 

 

 

初めてやる事はすべてが正義だ

 

 

 

 

 

 

                                        つづく

リョウスケ

 

 

 

 

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ボタンを押すと曲が流れ出す


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日本で唯一の歩道専用国道


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青函トンネルを掘る作業場として使われていた場所を一部一般公開されていて

地下140mまでトロッコで降りる
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作業で実際に使われていた物などを見ることができる

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もしもの時の非常出口

実際に使われている本線と繋がっている


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青函トンネルの入り口

青森側から