チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

今頃になってようやく初めて札幌時計台に行った話

 

 

どうもリョウスケです

 

 

 

札幌の観光地として一番最初に名前が出るのはどこだろう

 

 

羊ヶ丘公園

大倉山スキージャンプ台

円山動物園

大通公園

さっぽろテレビ塔

 

うーん。。でも、やっぱり札幌時計台かなって思う

 

北海道の歴史、札幌の歴史の一部であり

長い間ずっとそこに変わらずあり続ける札幌の象徴的建物である。

 

 

 

旅の途中にも横を通ったことがある。

あの時入らなかった理由は、

入らなかったのではなく、工事中で入れなかったからだった

 

 

今回唐突に行こうと決めた理由は、

もう少しで札幌に気軽に出掛けることができるのもあと僅かとなり

せっかくなら

まだ行ったことのない時計台に

今更ながら入ってみようかなと思い立ったのだ

 

 

時計台は札幌駅から徒歩数分

大きなビルやお店が立ち並ぶ大通りの交差点の角に

ポツンと突然現れる。

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白を基調とした木造の建物で上の方には大きな丸時計が付いており

行く年月もの間、そこで時刻を刻み続けている

長い針が真上に到達する度「ボーン」と鈍くも荘厳な音が鳴り響き

喧騒慌ただしい札幌の街中に、静かに響き渡っていた。

 

 

二階建ての建物の中は

一階が資料館になっており、二階が広い講堂のようになっている。

資料館では、

時計台の成り立ちや歴史が、当時の写真や文を介し何枚かのパネルによって説明されている。

それによると、、

この札幌時計台は元々、北海道開拓時代

Boys be ambitious(少年よ大志を抱け)で有名なクラーク博士も在籍していた開拓推進を

図る目的により作られた札幌農学校の校舎の一部だった演武場であり、

その後、建物を学校として使われなくなってからも

様々な目的で利用された後、現在では重要文化財として

いまもここで時を刻む街のシンボルとして残されているそうである。

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木製の階段を二階に上がると広い部屋になっていて

長椅子がいくつも置いてあったり、その先には舞台があり

まるで教会のような雰囲気を持つ部屋になっていた

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時計の仕組みなどもここで実物と同じ物を用いて解説されている。
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正直ここが面白いとか面白くないとか

期待外れだとか、中に入る程ではないとか、がっかりだとか

思ったよりショボい、、とか

 

気持ちはわかる。

 

が、

結局のところこの国にある重要文化財とされている建物の多くは、歴史的価値によるものが大きく

見た目の派手さなどで決まるものではない。

北海道の歴史は

ほとんどが明治以降の開拓時代から始まっている。

その象徴の一つともされる時計台は

建物の古さ、建てられた経緯、関わった人物、工事を繰り返しながらも今でも現存しているという奇跡

どれを取ってもやはり凄い建物なのだ。。

 

 

最後にここに来れてよかった。

歯の隙間に入ってなかなか取れない食べかす、、などと表現するには失礼ながらも

それと感情はどことなく似ていて

取らなくても生きていける。取れなくても普通に生活できる。

大声で笑えるし

感動して泣くこともできるし

時に幸せを感じる瞬間だって来るかもしれない。

そんな時、歯に何かが挟まっていようとなかろうと

大抵のことは、関係がない。

だが、ほんの少し。コップ一杯の麦茶の中に一滴だけ入ったバナナジュース程度に

頭の中に微かに引っかかっている

大声で笑いながらも  「あれ、まだ取れへんな」

感動して泣きながらも  「これどうしたら取れんねん」

幸せな瞬間においてもやっぱり  「もういい加減にせいよ、この食べカス」

と、頭に付き纏ってしまう。

 

時計台は観光地としてあまりにも有名で

きっとこのまま行かなくても旅を楽しく続けることは出来るのだけど

私はずっと

どこに行っても頭の片隅で思うのだ

札幌時計台とは、果たしてどんなところだったのだろうと、、、。

行ってよかった。

内容は素晴らしい→これは本音

だがそれ以上に、これで歯に詰まった食べカスが無くなり

スッキリした気持ちで

次の目的地に進むことができるだろう。

 

 

 

                                                          つづく

リョウスケ

 

 

 

 

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クラーク博士とベンチでご一緒できる椅子を発見

もちろん自撮りによるツーショット済みである
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隅の方にこっそりとあった


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スープカレーの人気店

野菜たっぷりでシャバシャバのスープが美味しい