チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

やめ時は自分で決める

どうもリョウスケです

 


旅55日目

岩手(盛岡城→わんこそば→小岩井農場)

天気 すこぶる晴れ

 


無理はしてはいけませんね

自分の限界を超えてまでがんばるべきではないのです

あ、キツイなと思ったら

しっかりとそこでやめるべきなんです

 


体力面のはなし?

それとも暑さ対策のはなし?

いえいえ

わんこそばのはなしです。

 


人生で初めてわんこそばに挑戦した

テレビでよく見るあれ

実際に岩手には食べれる店があるのだから

これはやってみるしかない。

 


果たしてどんなものだろうか

テレビで見る分には

さほど大したことのないように見える

一杯分のそばの量も少量で

まるで飲み込むように食べているので

何杯でも何百杯でも

がんばればいけるのではないか

 


、、と思っていた。

 


老舗の東屋本店

盛岡城のすぐ近くに店があり

わんこそばといえばここというぐらいに

有名な店である。

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古風な老舗感のある建物


ど昼ともなると混むと思い、

少し早めに来店する。

一階と二階があり

わんこそばを注文した場合は二階で食べることになるので

同じタイミングで来た家族と一緒に

二階へ行くことに

そばをよそう給仕さんが一人着いて

私とその家族2人が同時にチャレンジすることになり

いざスタート!!

 


薬味は7種類

ネギやワサビの他に、おろしなめこや鶏そぼろ、漬物、マグロの刺身も付いている

ずっと同じ味では耐えられないので

ちょくちょくと薬味で味を変えながら食べるのが沢山食べるコツらしい

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思った通り、一杯分はかなり少量で

一口分もないぐらい少ない

これならば楽勝かもしれないとおもっていたのが最初の20杯ぐらいまで

給仕さんの話によると

15杯食べて一人前となるそうで

確かに数十杯食べ重ねていくとお腹が満たされていくのが分かる。

 


やってみて分かったことだが

普段食事するのと

このわんこそばでは典型的に違いがある。

それは、

自分のペースでは食べれないこと。

なぜなら一杯食べる間も

常に給仕さんが蕎麦を片手にスタンバッている。

そして食べ終わると同時に

「はい、じゃんじゃん」という

謎の掛け声と共に椀にそばが投入されるものだから、

まるで後ろから急かされて走っているようなボクサーの気持ちに。

さらに追い討ちをかけてくるのが隣で一緒に食べている家族連れのお父さんで、この人がまたよく食べる食べる。

そして食べるのも早いものだから、

その人の食べるスピードに合わせないと

給仕さんとのリズムが合わない。

そんなことまで気にする小心者の私なもので

余計に焦って食べ進めるから

すぐにキツくなってしまうのである。

 


70杯を超えたあたりから確実にお腹が満腹に近いと感じる

だが何としても100杯は超えたかった。

どうせここまで来たのだから、それぐらいは行きたい

80杯、90杯といき

そしてようやく念願の100杯!

ついに到達。これでいつでもやめることができる、、の、だが。

 


その頃隣のお父さんが123杯に到達

そして終了

何でも、お父さんの誕生日が1月23日なのだとかいう理由により

きりのいい数字なので終わりにしたらしい

へー。そういう終わらせ方もあるのか

と、思いつつ

いつやめようかと考えていると

給仕さんが

「お兄さんも123杯行きましょう! お父さんの誕生日やからね」と

謎の理由を投げかけられ

戸惑いながらもやめるにやめれず続行

気付いたら

私自身もなぜかそのお父さんの誕生日を目指してがむしゃらに食べていた。

 


121杯目、、かなりきつい。

でもあと2杯と言われ気合いで食べる

122杯、、ここだ限界はと思う瞬間だった

こうなると不思議なもので箸がまったく蕎麦に伸びない。こうなってしまったら食べ方を変え

365日毎日続けてきたことにより自然と体が動いていた食べる動作を、

人形を操るようにあらゆる器官を意識的に動かすことで箸を動かし、口に運び、噛み、喉を使って飲み込む、、き、きつい

そしてついに123杯目

ランナーズハイは食事においても存在する

いっきに掻き込み、這い上がってきそうになる物と一緒にごくんと飲み込んだ

蓋をして終了した。(わんこそばは終了する際に次のを入れられる前に蓋をする)

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123杯。これが平均的に多いのか少ないのかは分からないが

この数字が

お父さんの誕生日であること

そして私には何の関係もなかった数字が

今日を境にお父さんの次に私にとって特別な数字になったことは事実である。

 


限界を超えたお腹は

いまにもはち切れんばかりに張っていて

腰を上げる僅かの動作さえ

体が言うことを聞いてくれそうにない。

これ程過酷だとは、、

一生に一度体験できれば十分なのは、富士登山とわんこそばくらいだろう

 


私の心の思い出に大きく刻まれた。。

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100杯を超えると貰える手形と証明書

 

 

100名城  盛岡城

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盛岡市の中心に位置する平山城で南部氏が築城

現在は立派な石崖だけが残る

本丸跡からは盛岡が一望できる

 


近くに歴史館もあり、様々な資料や図や映像によって盛岡の歴史を解説してくれる。館内も綺麗で見せ方も上手く

想像していたよりずっと良かった←失礼

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次は青森か、とおもったけれど

少し寄り道をしようと思う

こうやって日にちが伸びていくのだな

北海道はまだ遠い、、

そしてお腹は夜になってもまだまだ張っている

消化器官が働きすぎて休憩しているのか

一向に減りそうにない。

 


リョウスケ

 

 

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あのスーパーとかにも売ってる小岩井農場に行ってきた。蕎麦のせいで時間があまりなかったのが悔やまれるが

羊に会い、牛に会い、本場の牛乳とソフトクリームを食べ

最高に満足である。

ここは時間ある時にのんびりと1日過ごせる場所かもしれない。また来てみたいものだ