チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

一度手にした便利をふいに失うと、人は脆い

どうもリョウスケです

 

旅32日目

千葉

天気 晴れ

 

非常事態発生!!

 

非常事態発生!!

 

昨日の夜の話です。

ある店に寄ったんです

閉店時間になって外に出て自転車を走らせようと

鍵を外そうとしたら

 

鍵が刺さらない・・・

 

よく見ると

鍵穴が壊れてやがる

 

しばらく20分ほど格闘した末

諦めた。

どうすることもできない

当然手で引き千切れるわけもなく

途方に暮れ

とりあえずこの場合の対処法を調べてみようと

携帯を取り出すべく

そこでふと気づく、

 

携帯がない・・・

 

ポケットにない

フロントバックに入ってない

後輪のバックの中もひっくり返して見たけれど

どこにもない。

なんで、なんで、なんで!?

さっきまではあった

店に置いてきたか

道の途中に落としたか

それとも、、、

 

いまこのブログは探しあぐねて落ち込んだのちにネットカフェで

書いている。

 

今日は朝から近くの駅まで行き

公衆電話で携帯会社に連絡。もしもの場合に備え

携帯の利用停止と

GPSを使っての概ねの場所の探知を依頼

そして交番に行き、

鍵を取り外せるか聞き、工具があるとのことなので、

交番まで自転車を運ぶことに。

近いといっても1,2キロ離れている交番に

鍵がついたままの自転車を担ぎながら歩く。

 

炎天下の中、

重たい自転車を少しずつ運んでは休憩、運んでは休憩を

繰り返し

汗だくだくで一時間かけ何とか到着

大きな鋏のような工具を使いワイヤー状の鍵を切断

何とか鍵問題は解決した。

 

残る問題は携帯

だがこれがいかんともしがたい。

GPSでの探知検索では町の名前とその周囲1,5キロ以内にあることまで

しかわからず

その情報から推測できることは

あらかた予想できる可能性と一致している。

 

一つは範囲内の立ち寄ったお店に落としてきた可能性

だがしかし

開店と同時に店に確認をとるも

完全に否定される。

時間を置いて再度確認するも

同じこと何べんも聞くなと言わんばかりに否定され

可能性が一つ消滅。

次に考えられる可能性は道端に落としたという可能性

 

これも最後に携帯を使用した記憶のある地点から、

無いと気づいたところまでを

何往復もし

目を血眼にしながら探した挙句

 

どこにもない、、、

 

どこにも、

 

ない、、、

 

あと残る可能性は、、、。

 

あー

 

 

脆い。

なくなってはじめて気づく

どれだけ自分が

それに依存して生きているか

 

連絡だけではない

地図

情報

カメラ

娯楽

目覚ましさえも

すべてをその一つで賄ってきた。

たくさんある荷物の中のたった一つが欠落しただけで

旅そのものの継続さえも怪しい

 

なにより脆い。

自分は孤独に強い人間だと思っていた。

一人でも大して寂しいと感じないのはそういう性格だからだと、、

でも違う

実際は携帯から発せられる

あらゆるツールによって支えられていたことに気づく

いまは寂しく不安だ。

 

強く生きねば

逆境に強く

これが何かの始まりになればいい

 

 

明日からまた旅は続けるつもりだ

携帯とやらがなくてもどこまでできるか試してやる

ブログは更新できないかも。

いづれは何とかするつもりでいるが

それまでしばし

 

では。。

 

傷心中のリョウスケ