どうもリョウスケです
旅115日目
2022年10月4日火曜日
天気 曇り
広島[福山市]
公園にてパンを頬張る。
一個、二個と食べ
最後の一個に手を伸ばしてふと気づく。
ーー胃袋が少し大きくなった。
旅出発時はパン一個だけでお腹がいっぱいだった。二個目は買わないか、余ったら次の日にまわして食べていた。
ところが今日、わたしはなんでもないように三個目のパンに手を伸ばしている。
コロナブランクの二年間。食への欲求が衰退し、食べるという行為自体が面倒くさく感じていたこの時期は、自然と食べる量も減退していった。
そんな中での3年ぶりの自転車旅。
当初は食べる量も少なくすんで、むしろ食費が抑えられて好都合だとさえ思っていたのに、
日々繰り返される欲求不満生活
長距離走行によるとてつもない消費カロリー
日に日に食べる量も少しずつ増えていくのは必然なことだった。
昼飯を買おうと立ち寄ったスーパーマーケット。
店では手作りパンを提供しており
焼きたての香ばしい香りがほわんと鼻を掠める。
足は自ずとパン販売コーナーへ
多種多様で色とりどりなパン畑へ足を踏み入れると
お腹からはドラの音が、
喉からはごくんと唾が、
やれ買えだの、早よ買えだのと急きたててくる。
それでも優柔不断なわたしだった。
どれを買うかで30分悩み続ける至福のひととき。
組み合わせも大事である。
少ししょっぱい惣菜パンと、少し甘めの菓子パンと2つにするか。
いや、しょっぱい惣菜パンを2つにするか
でも甘々菓子パンも一つは食べたい。
それなら惣菜パンを2つと、甘々菓子パン1つでどうだろうか。
思考が行ったり来たりと振子のように揺れに揺れ
気づくとカゴには3個のパンが。
パンを三個も買おうなんて発想はなかった。すべて食べきる自信もなかった。だけどカゴには三個目のパンが余裕の表情で微笑んで鎮座している。
胃袋さんと相談する必要もなさそうだ。
うん、大丈夫。わたしなら食べられる。
手を伸ばしてパンを掴むと
甘々パンを口に頬張る。
甘い生クリームがしょっぱい口の中を
勢いよく甘味で塗り替えていく。
もう一つ買えば良かった、、。
復活した胃袋さんは留まることを知らない。
食への欲求がニヤリとわたしに微笑みかけた。
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福山城ーーこちら側の面だけ鉄板が貼り付けられた防御性の高いお城。
鯱鉾は復元時に取り付けられたもので、もともと福山城にはなかったものらしい。意外と復元時に観光目的で城の一部を変えて造ることがあると聞く。それがいいのか悪いのか、、、
ゲームや漫画にすると戦国武将はみんなイケメン
城にはいくつか建物が立っていて、廃城令で取り壊されて復元されたもの、廃城令は免れたけど戦災で壊れて復元されたもの、廃城令は免れ戦災でも助かり現在も残っているものがある。歴史的建築物が現在も残り続けるということは、本当に奇跡的なことなのかもしれない。
阿部正弘ーー福山藩主の一人。この人もかなり功労者だが、福山城には一度しか訪れたことがないらしい。すべて部下に指示して政策を行っていた。
なんかいいね。