どうもリョウスケです
旅26日目
2022年6月12日日曜日
天気 晴れ
熊本城といえば難攻不落の城である。
頑強な天守閣と
敵を阻む鉄壁の石垣群。
これが熊本城の大きな魅力なのだ。
その双璧を成す魅力が、
大地震によって失われようとしていた。
2016年に起こった熊本地震
鉄壁のはずの石垣も、
天災の前には成すすべもなく
多大な被害を被ったと聞いている。
悲しい話だ。
それでも6年も前の話。
さすがに大部分の修復作業は終わっているはず
多少は痕跡が残っていても、
ある程度は震災前の姿を取り戻しているのではーー
そう楽観的に捉えていた。
が、実態は相当酷いものだった。
崩れた石垣は新たな被害が及ばないように
柵で覆われていたり、
手付かずのところは立ち入り禁止になっていて
近づくことさえできない状態。
ほぼ完全に終わっているのは天守閣の周りだけ。
そこだけがようやく昨年の春に作業が終わり
中にも入れるようになっていたが、
肝心の難攻不落な石垣部分は遠くから
眺めるだけで精一杯。
正直こんなにもだったとは、、、。
確かに震災後に訪れる価値がある。
所々に震災後だからこその工夫がされていたり、
城内の見せ方もおそらく新しく一新された
見せ方をしていて、
とても楽しく観覧することができた。
それでも、
震災前に訪れてみたかった。
という無理な欲求は訪れたからこそ倍になって
沸き起こってくる。
だけどもそれは無理な話だった。
後悔が波となって押し寄せてくる。
行っておけばよかったと
今更になって残念な気持ちになる。
6年前はお城になど
露ほども興味がなかったくせに、、、。
だが、これまでにも熊本城は
時を跨いで何度か震災や焼失を繰り返してきた歴史がある。
その度に再び立ち上がり、
壮麗な姿を現代人に伝えてきた。
今回にしたって、
またいつか再びその強固な城の
美しい壮麗な姿を見せてくれるはずである。
そしたらまた来ればいいのだ。
ただそれだけのこと
それまでのんびりとただ生きるだけである。
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石垣の作り方講座。こういうのがあるのが震災後だからこそ
宇土櫓はよく見ると廃れた雰囲気が復元された天守にはない渋みがあって好きである。
西南戦争で焼失する前の熊本城。写真として残ってるのがスゴイ!
トイレ
この鉄壁の石垣こそが熊本城の魅力なのに、現在では震災後に見学用に作られた回廊からしか眺めることができない。
彼こそが築城名人の加藤清正公である。見学した後だとより彼をリスペクトしてやまない。
熊本駅に到着!!