どうもリョウスケです
旅58日目
2023年6月10日土曜日
三重[四日市市]
天気 雨や曇り
海に工場がたくさん建ち並び
そこから白い煙がモクモクと広がっていく。
常に稼働し続ける工場の明かりは、
やがて陽が落ち、
徐々に暗さが増していくと、
無数の光となって
眩しいくらいに世界を照らしていた。
まるで宝石のようだ。
そう形容したくなる気持ちもわからなくもない。
我々の生活はあの光のもとで
何不自由のない暮らしが営まれている。
24時間365日
休むことなく動き続ける工場群
いつもご苦労様ですと感謝を込めて見つめつつ
だけど、
見方によってこれは異常な光景でもある。
歴史の針を百数十年ほど巻き戻せば
ここはまだ海の下だった。
現在の生活ではなくてはならないあの工場群も、
かつてはなくても生きていけたのだ。
現在では眩いほど綺麗な夜景も、
かつては漆黒に染まる夜空に
満天の星が輝いていたはずである。
どちらの方が綺麗な世界だったのだろう。
そんなこと、考えるだけで野暮である。
あの光のおかげで我々は不自由なく生活ができ
煌めく夜景はこの上なく美しい世界を作りだし
人々はその美しさに感動を共有し
カップルにとっては
ムードを高める良質な素材として役にたつ。
すべては相乗効果で成り立っている。
かくいうわたしだって
持て余した時間を無駄にすることなく
活用できたことに非常に満足していた。
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昼間の工場群
展望台が近くにあって、そこから工場群が見渡せる。本来は夕方までの営業で、休日だけ夜も開放されていた。
埋立地に作られた工場群。一昔前までここは海だった。
運送船の港がある
少しずつ日が沈んで夜景が目立つように
ガラス越しに撮影するので、撮り方によっては明かりが反射して難しい。