どうもリョウスケです
旅24日目
2023年4月24日月曜日
天気 晴れのち曇り
これまで一つもまともに触れてこなかった。
綿帽子なみにふわっとした知識の上に
これらすべてが毛先の先にあって、
だから少し感動は薄かったとしても仕方がないのだ。
『山の辺の道』と呼ばれる日本最古の道がある。
街から少し離れた山あいを通るこの道は、
その存在が知られ、
この道の歌をたくさん残したとされている。
全部で十数キロあると聞き
いつもの感じから、
それなら余裕で行けるやんと思ったが、
どうやら考えが甘かったようだ。
山の辺の道は様々な道から構成されている。
普通の道路があったと思ったら、
住宅街を抜けていき、
やがて農道みたいなところを走り
砂利ばかりの山道を登ると、
今度は凸凹の石畳道路が現れ
挙げ句の果てには階段へと続いていた。
なんなんだこの道は。
チャリで走行できるのはほんの僅かな道だけ
それ以外は、
ほとんど徒歩じゃないと進めやしない。
のらりくらりと重たい自転車押して
歩いて十数キロ突き進む。
万葉集の一部が掘られた石碑が建てられ、いろんなところで出迎えてくれるが、そのどれもを知らないわたし。
ーーーもっと万葉集を勉強しておけばよかった、、、
後悔しながら尚も馴染みの薄いこの道を
せっせせっせと地道に歩いていく。
ヤマトタケルがどうだとか、〇〇天皇がなんだとか、邪馬台国があったんだとかなかったんだとか。
うっすらぼんやり蓄積された情報だけを頼りに
ーーーへえ。あ、そうなんだ。
知ってる風に尚も馴染みの薄いこの道を
えっほやっほと地道に歩いていく。
これのゴールはどこですか?
いつまで歩けばいいのですか?
お寺があって神社があって
石碑があって古墳があって
ここはどこですか?
あれはなんですか?
わからないことばかり。
でも景色は終始のんびりしていて
心も豊かに
ふらふらとぼとぼのろのろとことこ
やがてどうでもいいやと思い始め
美しくてのんびりしていてちょっぴり数千年前の歴史を体感できる、
そんな魅力あふれたこの道を、
ただただのんびりのんびり歩くだけ。
それで十分なのかもしれない、
山の辺の道。
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ここからスタート。本当は天理駅がスタート地点とされているけど、諸事情により数キロだけ省略。
芭蕉の句
ここに昔大きなお寺があったらしい
トトロのやつ
竹藪に放置されたトラックが。いつからあるのだろう。朽ちていく様に美学を感じる
ネコ坂
手作り楽器が置いてあった
山の辺の道ファンクラブがあるらしい
山の辺の道ファンクラブさんオススメの絶景
相撲神社
ここで相撲が生まれたという。山のそばのすごく小さな集落だっただけに、にわかに信じがたい。
たぶん土俵
うさぎ神社。うさぎの像を撫でると幸運があるといわれている
桜井駅でゴール。なんかちょっと味気ない。もっとこうゴール地点をアピールするような、なんかもっと、その、、あるじゃん!!
藤原宮跡
大極殿跡。ほぼ森
この柱が建物があったとされる場所