どうもリョウスケです
旅40日目
2023年5月15日月曜日
和歌山[滝尻王子→中辺路→継桜王子]
天気 晴れのち雨
熊野古道を歩いていた。
前日までの大雨からわずかに晴れ間がさし
いよいよこれから果てしない
歴史的な道を歩いていくことになる。
1日目は、『滝尻王子』から、
いくつもの王子(古道沿いに点在する昔から存在する神社のこと)を経て『継桜王子』へと。
アップダウンも激しく
一つ山を登ったら
今度は山を下って尾根を伝い
また山を登って、、、
を何度も何度も繰り返す。
道はほとんど山道で
茂みを掻き分け岩を登って木々をぬけ
案内板に従って
道という道をひたすら進む。
ゴールはまだまだ。
でも、着実に近づいてるはず。
古来の伝統的な道に対して
こんなこと思うこと自体
どうかと思うが、
疲れてくると自然と浮かぶ愚痴や不満、、、
当時の人たちは、
どうしてこんな道を進む必要があったのか。
迂回したっていいじゃないか。
山を登って下りて
また山を登って下りて
まるでそこに山などないかのように
熊野本宮大社まで
まっすぐ線を引いたみたいな道の数々。
頭の中ではパルクールを想起させる。
様々な障害物を自らの体を使って
跳んで登って駆け巡る
王子を過ぎると、
次の王子を目指してまた数キロ。
その繰り返し
既になんキロ歩いただろう。
もういいよと思いつつ
でもまだもう少しと歩を進める。
ゴールはまだまだ。
だけど、
間違いなく着実に近づいてるはず。
熊野大社まであと何キロなんだろう。
まだ数十キロはあるはずだ。
でもきっと、
着実にゴールに近づいてるはずだった。
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ここから出発!
滝尻王子でお詣りして、無事に本宮までたどり着けますように。
起点
道中出会うのはほとんど外国人
この岩屋で子供を産んで、本宮に向かうために置き去りにした子供が、その後狼に育てられたという伝説が残っているらしい。美談として語られているのが信じられないぐらい胸くそな話だ。
石碑だけが残った王子がよくある
一ヶ所だけ古道の近くに道の駅がある。ここでしか食料を買えないので、うんと熟考しながら食べ物をいくつか購入。
めはり寿司。お漬け物をご飯に巻いたおにぎり
時々民家を横切ることがある。不思議と少し安心する。
こんなところに学校が
山の中に茶屋
継桜王子
とりあえずここまで。
晩御飯
夕方から大雨が。屋根があってよかった