どうもリョウスケです
旅152日目
2022年11月15日火曜日
天気 はれ
世界中の名画が揃う
最強の美術館がある。
ーーー大塚国際美術館はまさに最強!
世界中にその名を轟かせる
最高峰の画家たちの、
誰もがよく知る作品たちが一同に勢揃い。
ーーと聞けば
夢のような美術館だったのだが、、、
その実態は、
すべて本物に忠実に似せたレプリカだった。
本物は一枚も展示されていない。
大きな美術館である。
すべて巡ると四キロ近くにもなると言われ、
壁にはほぼ隙間なく美術作品が展示されている。
何がすごいかって、
展示された作品のほぼすべてに詳細な説明書きがされており。絵はすべて原寸大。レプリカだけに写真撮影もOKなので、何枚でも写真を撮影することができる。
当初入館料の高さから
レプリカのくせに高すぎだと、
行くかどうかでしばらく悩んでいたが
行ってみて気づいたことは、
美術館を巡るのと
作品の鑑賞の仕方が変わることだった。
いつもなら作品一つ一つを目に焼き付けようと、
細部までじっくり観察するのが
わたしの美術館での鑑賞のやり方だった。
だがレプリカしかないここでなら、
もっと気楽に作品を鑑賞できる。
気楽だからこそ気づける部分も多く
それはまるで美術本をめくるような感覚にとても近かった。
こんな作品もあるのかと
あんな作品もあるのかと
ページをめくるように作品を見て回り、
気になる絵の前では立ち止まってじっくり鑑賞。
ただし、
美術本と決定的に違うのは
原寸大で展示された作品たち。
美術本はその本の大きさに準じて
本来より小さかったり
大きかったりすることもあるだろう。
でも大塚国際美術館は作品をほぼ原寸大で展示されているため、
作品のイメージがとてもしやすい。
なぜこんなに大きく
あるいは小さなキャンパスに描いたのか、
画家の思いを作品の構図だけでなく
作品の大きさからも想像でき。
作品から伝わる印象も、
大きさだけで随分と異なるため
より本物に近い印象で鑑賞することができた。
そんなこんなで夢中になって鑑賞していたら
時間が驚くほど早く過ぎていき、
あれ、ここは時空が歪んでいるのでは、、、
と思うほどのスピードで、
あっという間に閉館を知らせるメロディーが
館内中に響き渡る。
後半は急ぎ足で見て回っていたのに、
それでも時間が足らず、
最後は走るように作品の横を素通りして出口へ。
あと一時間、いや、二時間は欲しかった。
五時間では足りなかったから
またリベンジしたいと最強の美術館を後にした。
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大鳴門橋。徳島と淡路島を繋ぐ大きな橋。橋の下で渦潮が発生することで有名
橋の下に作られた遊歩道を歩くことができる。
長い道が橋の中間あたりまで続いていて、景色を眺めたり、渦潮を観察したりすることができる。
下を覗ける足場
写真じゃ伝わりづらいけど肉眼でも分かりづらい。どれが渦潮で何が渦潮なのか。もしかしたらすべて渦潮ではなかったのかも、、、
大聖堂みたいな部屋まで作られている
天井の絵
ゴッホの部屋
を見ながら描かれた絵を忠実に再現した部屋。
一階は壁画などが多い
2階より上は絵画ばかり
ダヴィンチの岩窟の聖母。2枚描かれた絵だが、本来は別々の場所に展示されている。ここだからこそ、隣同士で見比べて鑑賞できる。
最後の晩餐。上が修復前のやつで、下が修復後のやつ。こういう展示のされ方もおもしろい
斜めから見ると骸骨が
モネの睡蓮
不気味な部屋。飾られている絵も不気味。
ゴッホのひまわりも並べて鑑賞できる。全部で7枚。並べて初めてその違いに気づくことができる。
この絵はすでに消失したゴッホのひまわり。写真だけ残っており、それをもとに再現されている。こんなことも実際の美術館ではできないこと。
青い。これも芸術
ピカソのゲルニカ。最後の最後に展示されていて、あやうく時間的に見られないところだった。