どうもリョウスケです
旅92日目
2022年9月10日土曜日
天気 晴れ
大分[大分市]
この世界にはふた通りの人間がいる。
半額になったポテサラを迷わず買える人間と
半額になったポテサラを散々悩んだ挙句に買わずに店を出る人間だ。
わたしは後者である。
昨日の出来事だった。
お金をなるべく節約するためには
食費を少しでも減らす努力が必要である。
それは、量を減らすことではなかった。
量を減らせば健康を維持するのが難しくなる
だから量は減らせない。
減らすのは金額だ。
十円でも安い店があるなら
時間と手間をかけてでもスーパーを梯子することも厭わない。
多少栄養素が偏っても、
同じものを食べ続けることも必要だった。
それでもたまには何か違うものを食べたくなる
そんな時に購入したくなるのが、
スーパーのお惣菜である。
あたりまえだがスーパーのお惣菜は安くない。
店によっては安い店があると言っても、
許容範囲内に収まることがあるのは
おにぎりぐらいのものだった。
他のものはだいたいどれも高いと感じた。
お弁当一つ498円・・・高い
唐揚げ六つで250円・・・高い
コロッケ二つで120円・・・高い
それでもこれが夕方を過ぎて店が
閉店間際に近づくと、
途端に魔法のように安くなる。
20%OFF・・・30%OFF・・・
シールを貼り続ける店員さんの背中をソワソワしながら付き纏う。
そして、
ついに半額シールの登場!!
ここで迷わずカゴにぶち込むこともあれば、
ここでもまだ迷うこともある。
半額になったからといって
本当にそれが許容範囲内に収まったかどうか
しっかりと見定める時間が必要だった。
貧乏旅で食生活は一番妥協が許されない。
欲求と値段と空腹具合と、
そのすべてを一旦自分の本心を横に置き去りにし、
冷静なもう一人の自分に判断させる。
結果、、、ポテサラを棚に戻した。
隣を同年代ぐらいの若い男が迷うことなく
ポテサラをカゴに入れる。
彼にとってはなんでもないこと。
おそらく半額ではなくともポテサラが食べたいと思ったら何気なしにカゴに入れただろうし、
今回だってたまたま半額だったからラッキーとばかりに迷わずカゴに入れたのだ。
それはわたしにとっては
道端に落ちていた10円玉をラッキーとばかりに
拾う行為に近かった。(良い子はマネしないでね)
そう、この世にはふた通りの人間がいる。
10円玉が道端に落ちているのをラッキーと思って拾う人間と、
10円玉が道端に落ちていても屈む動作を億劫に感じて素通りする人間だ。
わたしは前者だとポテサラ男に宣言したくなった。
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見覚えがある建物。即座にこれは辰野金吾だと思って調べたら、まさにその通りで。いまや辰野金吾利きができるまでになった自分が誇らしくもあった。
大分県立美術館ーー様々な展示物や企画展を行なっている。美術作品はよくわからないけど、わからないなりに好きだから結構楽しい。
プール?
世界の時計
中秋の名月なんだって。どうりで一段と月がキレイだと思った。月はスマホじゃキレイに撮れないから残念である。本当にキレイだったのに、、、