どうもリョウスケです
旅127日目
2022年10月18日火曜日
天気 はれ
四国を地図を開いて見てほしい。
左側に細長い尻尾みたいに突き出した陸地が存在するのがわかる。
そこが佐田岬と呼ばれており、
四国最西端の岬とされている場所である。
尻尾は想像以上に長かった。
検索すると五十キロ近い距離があり、
岬なだけに細長い大地に幾重も山が連なるため
高低差も激しく、
登っては下りての連鎖攻撃!
岬はいつもこれだった。
これがあるから辛いとわかっていながら
忘れた頃にまた岬があって、
今度ばかりは大丈夫だろうと楽観視して再び挑戦。
ーーそしてまた打ちのめされる。
まるで注射みたいなものである。
痛いとわかっていても根拠もなく今回はなんとなく大丈夫だろうと思いながら、やっぱり痛い、、、
佐田岬もまったく同じで、途中までは以外といけるかも、なんて余裕をぶっこいていられたのは最初の方だけ。
気づくとゼイゼイハアハア
まだ着かないの? もう着くよね? まだなの?
と、そればかりが頭の中を行ったり来たり。
挙句には何でここだけ妙に細長いんだ、変じゃないか! 何が尻尾なんだと、大地の成り立ちにまで遡って腹を立て始める。
それでも岬に辿り着いた時の達成感は、何物にも変え難いものだった。
辛かったからこそ得られる喜び
ゴールテープのように悠然と立つ岬の灯台
海と大地の美しき雄大な景色
はぁ、とため息を吐き
辛かったけど来てよかったと思い
でももうこれ以上は味わいたくないなと心に決め、
そして心に決めたことを忘れた頃に、
再びまた岬を目指す。
次こそは大丈夫だろうと勘違いしながら、、、
この繰り返しを人は旅と呼ぶのだろうか。(たぶん違う)
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じゃこ天とじゃこカツ
風車がたくさんある
途中からは歩いて先端へ
よく見るとハート
こういうのがあると達成感が増すから嬉しい。
岬の横には歩いて行ける小さな島がある
こんな感じで
十年ほど前まで使われていた蓄養池。漁師が釣った魚をここに保管しておくための池。
二つ空いた穴は、昔洞窟式の砲台だった跡。戦争の名残がこんなところにまであったことに驚きである。
砲台跡へは行くことができた
穴には大砲のレプリカが置いてある。海水が入り込むことがあるためかレプリカなのに酷く劣化して錆び付いていて、まるで実物かのようにリアリティーがすごい。
旧正野谷桟橋。岬から少し離れたところに先程の砲台などの資材を運んでいた桟橋が残っている。
こうするとめちゃくちゃ雰囲気のある写真になることを発見!
夕日と風車