どうもリョウスケです
旅142日目
2022年11月4日金曜日
天気 曇り
龍河洞は日本三大鍾乳洞。
あとの二つは既に網羅していたので
最後の一つならと気合いを入れてやってきた。
少し寂れた雰囲気は漂っていても、
流石日本三大!
・・・と思わせる入洞料に驚愕しつつ
中へと侵入していく。
公開されているのは一キロほどで、
細長い通路が
果てしなくどこまでも続いていた。
恐る恐る前に進み
ひんやりする空気に震え
狭い通路をかき分けるように
手足を使って
洞窟の奥深くへと進んでいく。
水の流れる音に静かに耳をすませ
岩の形状にそって
屈んだり、横に向いたり、体をくねらせて
やがて辿り着いたのは、
三メートルはあるであろう巨大な鍾乳石だった。
鍾乳石は100年で1センチずつ成長すると
言われている。
それがここまで大きくなるのに
どれほどの時間と年月がかかったというのだろう。
途方もない年月に違いない。
国が栄え、滅び、生まれ、死んだとしても
まだ足りない。
現代人の知らない時代を過ごしてきた
仙人のような風格が、
その巨大な石の塊にすべて内包されていた。
さらに洞窟を奥まで進むと、
最後にとんでもない物と遭遇する。
ーー神の壺
と呼ばれた小さな鍾乳石。
それはどこからどう見ても壺そのもの
もはや壺にしか見えない。
さすがは日本三大鍾乳洞である。
これほど美しく石が壺の形に形成されるなんて
まさに神秘だ!
ーーと興奮していたら、
どうやらそれは、
本当に紛れもなく『壺』なのだという。
え、どういうこと?
専門家の人曰く
数千年前にここを住処にしていた弥生人が
うっかり忘れていった過去の遺物に、
鍾乳石の雫が降り掛かることで
長い年月をかけて石化。
美しい壺の形そのままに
現在の鍾乳石へと姿を変えたのだとか。
まさに神のなせる奇跡の御業。
その壺は、
弥生人がここにいた事実と。
物が鍾乳石化するという驚きと。
誰にも邪魔されることなく
何千年も
静かに時の流れを過ごした壮大なロマン
とも言える奇跡が、
たくさん詰まった神秘的な壺だった!
洞窟を抜けて外に出る。
窮屈な洞窟での冒険は、
知らず知らずに体がキュッと固まって
その分、
外に触れた瞬間の開放感が清々しい。
神秘や奇跡は美しいけど、
やっぱり外の方が落ち着くと感じる。
洞窟探検は、
旅行から帰ったあとに
やっぱり我が家が一番だな、、、と呟く
例のあれ状態になりやすいのだった。
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ドラクエのダンジョンマップみたい
入り口
ずっと一本道
ブクブクと泡立ったみたいなのも鍾乳石
天井たか!!
滝が洞窟の中にある
ここで昔の僧侶が修行していたらしい。こんな暗いところで、、、考えられん。そりゃ修行になるわ
少し不思議な形。瓜科の野菜に見えなくもない。
しんどい坂。という名前の階段。洞窟は山なりに形成されていて、洞窟を抜けると入り口より高い位置に出てくる。
右がお釈迦さまで、左がキリストに見えると言われている。言われてみると、、、見えなくもなくもない。
壺がちょこんと置かれている。他にもたくさん出土しているが、これだけそのままの状態にしてある。
最後にプロジェクションマッピングが壁に流れきて面白かった。何年も昔からある洞窟に、最新の技術が使われているのが興味深い。
弥生人の住居跡
洞窟を調査した学者さん
このキャラクターもやなせたかしがデザインしたらしい。かわいい
駅にかっこいい電車が止まっていたので、思わず写真を撮ってしまった。いったいこれは何ていう電車だったのだろう。中もカフェみたいになっていたし。うーん、、、気になる。
お龍さん。龍馬の奥さんの像
何もない。
タイガースのキャンプ地にたまたま通りかかった。ちょうど秋季キャンプ中で、近くに選手がいたかもしれない。
三菱の創業者、岩崎弥太郎生誕の地。
この銅像けっこう好きかも
創業後もここに家族と住んでいたらしい。
実際に岩崎弥太郎が置いたと言われる、日本列車の形に置かれた石。
三菱のマーク。三菱は岩崎家の家紋と土佐藩主山内家の家紋が合体した形になっている。
なんて事ない港にまで恋人の聖地が、、、と思ったけど
なんて事ないこともない