チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

おんせんの街。

 


どうもリョウスケです

 


旅89日目

2022年9月1日木曜日

天気 曇りのち雨

大分[玖珠町→湯布院]

 


大分はおんせん県を強調するほど

温泉に特化した県である。

 


どこの街に行っても温泉があるし

ちょっと家の庭を掘り起こせば温泉が湧き出るとか出ないとか、

温泉好きにはたまらない県だと言えた。

 


わたしも温泉が結構好きで

温泉施設に行けば数時間は堪能しないと満足できない体質である(半分は貧乏性のため)

できれば毎日だって入浴したい。

 


だけど、

これは貧乏旅なのである。

 

 

 

ーー衣食住

人が最低限生きていく上で欠かすことのできない三つの要素。

だからこそ、旅人にとっては

これら三つをいかに節約するかが貧乏旅最大の鍵となる(あくまで個人の意見)

 


その三つの要素に、

さらに一つ加えるのがお風呂事情だった。

 


風呂は2日に一回・・・まだ甘い

3日に一回・・・あと少し

4日ぐらいに一回・・・この辺りで手を打とうか

 


というぐらいに、

日数を数えなくなってからがそろそろ入りに行く頃合いだった。

 


そういえば最近風呂に入ってない

髪がベタベタするな

体がネチャネチャするなと思い始めてから

ようやく「銭湯]を検索する。

それまでは我慢するというよりも、

むしろ入れないものだと自分に言い聞かせている。

 


だからなのだ。

こんな生活ばかりを繰り返していたせいで、

いざおんせん県と言われても

スイッチが簡単には切り替わらない。

 


気づくと数ある温泉街を

横目も振らずに素通りしていた。

 


それは温泉地で有名な湯布院でも同じだった。

 

 

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湯布院は温泉の街だ。

温泉が至る所に湧き出ており

名湯を売りにするホテルがたくさんある。

 


そのどこでもいいから立ち寄り湯に入れば

よかったのかもしれない。

だけど不潔上等貧乏旅に心臓を捧げた身としては、

え、700円!? 無理!!

となって、せっかく湯布院まで来たというのに、

唯一訪れたのが200円で入れる激安公衆浴場だけだった。

 


それでも充分満足できる温泉だったが

景色のいい露天風呂

温泉特有の硫黄の香り

白濁した温泉色

いくつも山を下りながらも満喫出来なかった後悔が止まらなかった、、、

 

 

 

貧乏旅って何なのだ!

温泉街に訪れても温泉を堪能しないのが貧乏旅のやる事か!

 


ベタベタした体に慣れている場合ではない。

ネチャネチャした頭にワックスいらずだねと笑っている場合ではない。

 


おんせん県に来たのだ。温泉を堪能しやがれ!

この不潔野郎!!

、、、と自分を罵ったところで、

まだ別府が残っているじゃないかと言い聞かす。

 


ここからが、

わたしにとっての本当のおんせん県の始まりだ!

 

 

 

注:本文にはキチャナイ表現が多数含まれております。生理的に受け付けない人はフィクションだと捉えて読んでください。

 

 

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この日は天気が悪くてやっていなかったが、普段は辻馬車が街の中を練り歩くらしい。見てみたかったな。


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地味にこういうの嬉しい。気分だけでも温泉を堪能できる。


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湯の坪街道ーーお土産屋さんや飲食店がたくさん並んだ観光路。雰囲気もいい感じで何も買わなかったけど楽しかった。


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正面には由布岳が聳える。ほとんどこの日は雲に隠れていたけど、一瞬だけ顔を覗かせた。


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f:id:kryo428:20220907210937j:image金鱗湖ーーのんびりとした小さな湖


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f:id:kryo428:20220907210956j:image変わった魚がたくさん泳いでいる


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突然大雨が降りだす。この日は降ったり止んだりの天気が悪い一日だった。


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自慢させてほしい。これは一回四百円のガチャガチャで当てたパンダである(風呂は行かないのにガチャガチャは引くんかい!というツッコミは受け付けていない)このパンダは10種類あるうちの一つで、いろんな種類の動物たちがいる中で、わたしがどうしてもこいつを当てたくてガチャガチャを引いたのだ。そしたら何と一発でこいつがポン! え、こんな幸運なことってある?! 思わず人目も憚らずにガッツポーズをしてしまった。最高である。これが原因で今後の旅が不運なことばかりでも、なんとなく今なら許せるような気がした。 ーー以上。