どうもリョウスケです
旅95日目
2022年9月13日火曜日
天気 雨曇り
大分[別府市]
地獄も大変なのだとつくづく感じた。
別府には地獄と呼ばれる観光地が
いくつも点在する。
煮立った温泉が湧き出る地獄は、
おいそれと人間がタオル一枚で入れるものではなく
極楽極楽と呟いた瞬間に
本当に天国にいってしまうほどの
高温な温泉ばかり。
そのため見物することに特化した温泉である。
海地獄はお湯の色が鮮やかなブルー
海と聞いてなるほどとすぐ理解できる
最も定番の地獄である。
色が青いだけにモクモクと立ち昇る
湯気の割には、
なんだか触っても平気そうに見えるが
話によれば100℃近い熱湯で
触れたら間違いなく火傷不可避だという。
血の池地獄もわかりやすい。
その名の通り血のように真っ赤な池で、
見た目からしておどろおどろしい。
まさに地獄と呼ぶのに最も相応しい地獄である。
この二つの地獄は、
地獄という名の温泉池だけで十分見応えがあり
観光客も次から次へと訪れる。
だからだろうか、
それ以外の地獄の涙ぐましい経営努力には
敬意を払わなくてはならない。
鬼山地獄ではワニを飼育している。
普段動物園でしか見かけないワニを見物できるとあって、かなり面白い地獄である。
ただ、当の地獄はというと、
もはやワニのゲージの横っちょに申し訳程度に存在するばかり。
ワニ目的で訪れたら思わず素通りしても不思議ではないほどである。
白池地獄もそれに似て
世界中の淡水魚を飼育する水槽がある。
中には巨大なピラルクまでいて
それはそれでとても面白いと感じるが、、、
そんなに地獄だけでは
やっていけないのかと勘繰りたくなった。
隣にあるかまど地獄は創意工夫を凝らした
テーマパークといった雰囲気。
鬼のレリーフやかまど○丁目といった名称
温泉の試飲ができたり、
スタッフによる温泉実験のようなことも行われる。
巡って楽しいと感じる地獄だった。
どこもお客さんを呼び込むための工夫がすごい。
そこまでしないとダメなのか
地獄だけではやっていけないのか
そう思って、唯一何もしていない泥地獄にも
行ってみた。すると、
確かにお客さんはまばらである。
ぼこぼこと泥状の温泉が噴き出す様子は
地獄らしくて面白いが、
それでも他の地獄と比べたら、、、
工夫って大事なのだとつくづく感じた。
いまどき地獄だけではやっていけないのだと、
地獄社会の厳しさを学んだ1日である。
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明礬温泉ーー白濁したお湯と湯の花が浮かぶ様子が、温泉に入ってる感じがすごくして、とてもよかった。
温泉のキャラクター?
温泉の湯気で蒸したプリンーー食べるつもりはなかったけど、強力な磁場のようなものに引き寄せられ、気づいたらカフェの中に。めちゃくちゃ美味しかった。
実験中
ワニ多すぎ。みんな寝すぎ。密着しすぎで、仲良すぎ。
龍巻地獄ーー四、五十分に一回のペースでお湯が噴き出る間欠泉
しばらく待つと勢いよく噴き出てくる。
戦い続けてボロボロになったみたい
高台から別府の街を見下ろすと、至る場所から湯気が立ち昇る様子が見ることができる。本当に温泉の街だ。
足蒸しーー穴に足を入れて膝まで木枠を被せる。すると熱した蒸気によって足だけが汗だくに。というか、痛いぐらいに熱かったので我慢できずにギブアップ。最低十五分間は耐えなきゃ効果がないらしいが、絶対に不可能である。
最後にもう一回温泉に入って終了。これでおんせん県の温泉を満喫できたと言ってもいいと思っている。