どうもリョウスケです
旅50、51日目
2022年7月18日月曜日
天気 曇り 雨
鹿児島[フェリー→屋久島]
屋久島でやりたいことは二つあった。
一つは縄文杉トレッキング
もう一つが島一周旅。
屋久島の形状に沿う形で舗装された道路を
港から港まで一周する。
別に決まり事という訳ではないが、
島に行くたびにチャレンジすることが多い。
達成感と満足感が味わえる上に
一周することによって
その島の生活がなんとなく垣間見ることができ
より島に対して愛着を持つことができる。
いつもならば、、、。
屋久島はわたしが思い描いていたものよりも
はるかに大変な島だった。
外周およそ百キロ。
とても1日では回れる距離ではなく
そのうえ勾配も激しく
想像以上に体力を根こそぎ持っていかれる。
1日目は島の半分まで。
港から時計回りに約五十キロほど
特にこれと言って
特徴のない道がずっと続く。
中央には確かに屋久島らしい標高の高い
アルプスのような山々が連なる景色が見えるが
それ以外は小さな町と坂道が交互に続くだけ。
ーーところが二日目である。
二日目は島のもう半分
約五十キロ
この五十キロが大変なのだった。
とにかく森だった。
森の中を走り続けていた。
右を見ても左を見ても屋久島らしい木々が生い茂り
薄暗くて車もあまり通らない。
ふと気づくと目の前には大量のアニマルワールド
猿や鹿が平然と道端にたむろし
真横を通過しても微動だにしない慣れようで、
こちらが逆にビビってしまう。
常にビクビクしながらゆっくりと走り
2時間かけてようやく森を抜けると
今度は海岸線である。
海亀が卵を産みに来ると言われる
美しい浜を横目に
小さな町と坂道が交互に続く道をひたすら走り
ようやく港に帰還した。
とにかく印象的だったのは
体力的にしんどかったことと
精神的に怖かったことである。
達成感と満足感は得られたが
島に対する愛着が湧いたかどうかと考えると
むしろ疲労感と恐怖心が勝ってしまい
それどころではない。
しかも二日目は雨に見舞われ
普通に走るだけでも辛かった。
サイクリングではなかったのだと思う。
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島に唯一あるファーストフード店
雪の重みで折れた縄文杉の枝。これだけでも何百年の歴史がある。
キャンプ場のトイレから出てきた猿
大川の滝。滝百選にも選ばれている
猿をやたらとみかける。一度家族連れの猿と出会した際に、親猿に急に威嚇され、その後追いかけられ必死で逃げた。下りだったから逃げ切れたものの、上りだったらと思うとゾッとする。意外に早い
森道の入り口。
鹿は警戒心が強い。近づくとすぐ逃げてしまう
卵のある場所は柵で区切られている