チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

当てがはずれる日

 


どうもリョウスケです

 


旅52日目

2022年7月21日火曜日

天気 大雨たまに曇り

鹿児島[屋久島]

 


島に着いた日にある男性に話しかけられた。

その男性曰く

屋久島に来ても何もないぞ、とのこと。

 


それは地元の人あるあるで

他所から来た者にとってはそんなことないだろう

と思っても、

地元の人からすると「何もない」と

言うことはよくある。

 


おじさんもその類だと笑って聞き流していたら

その言葉の重みを痛感した。

 

 

 

今日は早朝から縄文杉トレッキングに行くつもりだった。

でも生憎今日は警報級の土砂降りの雨。

潔く諦め気持ちを切り替えると

さて、今日は何して過ごそうかと考えてみる。

 


他に屋久島で目的はない。

とりあえず室内で長時間過ごせそうな場所を考え

思いついたのが空港である。

 


空港なら待合所もあるだろうし

お土産屋さんとか

ある程度の時間を過ごせる環境はあるはずだ

 


ところが、

屋久島空港に行ってみると。

 


空港は想像を遥かに裏切る小ささで

田舎の駅ぐらいの広さしかなく

その割には混んでいるため

小さな空港内に少しだけ設置されたベンチは

人でいっぱい。

とても利用者でもない自分が使っていい感じでもないため

仕方がないから諦める。

 


一つ当てがハズレ

さて、次はどうしようか。

 


そうだ。美味しいものを食べよう

と思い立ち、

ネットで飲食店を検索

ヒットしたのがリーズナブルで

美味しいと評判のカレー屋さん。

 


ここだと思いたって行ってみる。

すると、店には「close」の看板が立ち

扉には「当分の間休養します」と書かれた張り紙。

嘘だろ、、、とうなだれた。

 


当てがまた一つハズレ

次に行くことにしたのは日帰り入浴のできるホテルだった。

流石にここなら大丈夫だ。

気持ちを落ち着けゆっくりとお風呂に入ろう。

 


でもやっぱり、、、

 


「すいません。現在は日帰り入浴をやっていないんです」

と入り口で言われると思わず笑ってしまった。

コロナの影響で休止中とのこと。

 


またもや当てがハズレた。

こんなに今日一日中当てがはずれ続けることってあるだろうか。

 


いまになって重く突き刺さるのが

おじさんの言葉である。

ーー「屋久島には何もない」

というその言葉はわたしの想像を遥かに超えて

現実となって突き刺さった。

 


屋久島はどうやらわたしと相性がすこぶる悪いようだと、残念な気持ちで受け止めるしかなかった。