チャリ旅日記

旅の記録をつけるよ

いざ、桜島へ

 


どうもリョウスケです

 


旅48日目

2022年7月11日月曜日

天気 晴れ

鹿児島[鹿児島市桜島

 


図書館が休館日の月曜日。

無駄に時間を浪費するわけにもいかず

何かできることを考えて、

そうだ、まだ桜島に行っていないことを思い立つ。

 


鹿児島の眼前にある桜島

天気は晴れで、図書館は休みの今日行かないと、

今後いつ行けるかわからない。

と朝からフェリーターミナルまで来たみたものの

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眼前に聳え立つ桜島を仰ぎ見ると、

なんだか分厚い雲がかかっていて全貌が隠れてしまっている。

 


天気は晴れているのに、

雲で隠れて見えないことがあるなんて

 


このままじゃ行く意味ないじゃん!

としばらくターミナルで頭を抱えて悩んでいたが

これもまた何かの巡り合わせ。

そのうち晴れるかもしれないし、

ずっと隠れたままかもしれないけれど、

旅はすべて巡り合わせだ。

 


そう考えを改めて、

思い切って船に乗り込む。

 


すると島についてすぐに雲が徐々に消えていき

本来の桜島の姿を晒し出した。

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ーーありがとう神様!

 


さて、どうしよう。

と言っても桜島でできることは限られている。

いくつかの観光地を巡りつつ

最終的には島内一周を成し遂げよう。

 


久しぶりの自転車旅。

 


チャリンコに久々に乗った感想としては、

ーーこんなに重かったなんて、、、。

荷物の重さに辟易しながら桜島周遊旅のスタートである。

 

 

 

桜島は一周約36キロ

サイクリングにも適したコースで、

多少のアップダウンもあって

距離の割には達成感も得られるコースだ。

 


桜島の特徴は、

その山の景色が場所によって

大きく異なることだった。

 


大きな二つの活火山が横に繋がってできており

そのためある地点から見ると、

山が横に連なるように見え

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ある地点から見ると、

富士山のように縦に細長くそびえて見える。

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未だに頻繁に噴火を繰り返しており、

常に山からは白い湯気がモクモクと立ち昇る姿が垣間見える。

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惚れ惚れするビジュアルだった。

人間で例えるなら、

ひょろっとした爽やかイケメンというよりは、

筋骨隆々なギラギラタンクトップアニキ

という感じである。

どちらかというと少し苦手なタイプだが、

優しくされると途端に惚れてしまいそうになる

桜島はそんなアニキ的な存在だった。

 


ビュースポットをいくつか巡り

伝説の野外コンサート会場にも立ち寄って

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いくつかの町も越えた。

 


常にモクモク煙る桜島は、

何百年も昔から

噴火とともに地域の人々と共存してきた島である。

 


住民は日々火山灰に悩まされ、

噴火した時の心配を常に心に留めて生活している。

町のあちこちには逃げ込むための待避所が

至るところに散見でき、

小学生は登下校時に黄色いヘルメットを装着し

学校に通うのがあたりまえ。

その光景は、火山とともに共生する

桜島ならではの姿だった。

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午前中にスタートした周遊旅も

各地の名所を散策しながら

午後3時には最初の港に戻ってきた。

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距離的には大した距離じゃない。

自転車旅ではいつも走っているはずの距離である。

それでもなぜか

いつもより倍は疲れたような気がする。

久しぶりだったからか

アップダウンが思ったよりも激しかったからか

日々の疲れが溜まっているからか

あるいは、

その全部だろうなと思いながら

久しぶりに感じる達成感にふつふつと心は震えていた。

 

 

 

桜島は生きた山だ。

 


以前登った開聞岳と違って

その山肌を存分に晒しており、

半分より上はほとんど植物が生えていないため

荒々しいゴツゴツした岩肌と、

常にモクモクと立ち昇る水蒸気が

イキイキと活動する活発な二十代前半の働き盛りな

若手正社員のようである。

 


しばらく近くの公園で休憩し、

いそいそと鹿児島行きの船に再び乗った。

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たった15分で鹿児島と桜島を行き来するほど

桜島は鹿児島の眼と鼻の先にある。

さっきまですぐ近くにいたギラギラタンクトップアニキも

鹿児島に戻ったところですぐ近くにいて、

昨日までとはどこか違って

なんだか気恥ずかしい気持ちになったのだった。

 

 

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思ってた以上に噴火してた。この状況下で生活していける心の強さが凄いと思う。


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この黄色い袋に火山灰を入れて処分する。ゴミ出しみたいな感じ


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長渕剛の石像。この小さな島で七万人規模のコンサートを開催したことで、その記念に製作されたらしい。住人にとってはよっぽど嬉しい出来事だったんだろう。


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桜島口は桜島大隅半島を繋ぐ玄関口。100年前までここは海で、桜島は完全に独立した島だった。それが、大正時代に起きた大規模な噴火によって陸地が繋がってしまったらしい。

地形を変えてしまうほどの自然災害。人間の力なんてちっぽけだと感じてしまう


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その時の噴火によって火山灰で埋まった鳥居。2メートル近く埋まってるとか。

 

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その大きさでギネスにも載る桜島大根の畑。いまは時期外れのため何も植っていない。


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湯の平展望所。一般人が最も桜島に近づくことのできる地点。さすがに山深い所なのでバスを利用して訪れる。


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足湯でまったりしてから鹿児島へ帰還ーー。