チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

戦争を知らない子供たち

 


どうもリョウスケです

 


旅16日目

2022年6月2日木曜日

天気 晴れ

長崎[東出津町→長崎市

 

 

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平和公園にやってくると

広場には小中高までの学生さんたちが

ひっきりなしに訪れていた。

 


修学旅行なのか

地元の学生さんたちの平和学習なのか

わからないが、

とにかくたくさんの子どもたちの姿だった。

 


公園には平和を象徴する像が立ち

いたるところに原爆の爪痕を遺構として

残されていた。

 


ここにくると胸を強くえぐられ

悲惨な現実に目を背けたくなる

戦争なんてあってはいけないのだと再認識し

人間の非道さに怒りすら覚えた

 


学生たちはとても楽しそうに笑っていた。

修学旅行なのか

学校の遠足行事なのかわからないが、

友達といつもと違う環境で授業を受けているのだ。

そりゃ楽しいに決まっている。

 


わたしも含め

彼らはみんな戦争を知らない子どもたちだ。

 


どれだけ先生たちが

熱心に平和教育をしたところで、

いまいち現実感なんて湧いてこない。

平和に慣れた我々にとって、

戦争ほど遠い世界の話はないのかもしれない。

 


それでいいとは思わないけど、

それでいいと言えるような世の中であり続ければいいのに、

とは思ってしまう。

 


彼らの多くは、

今日学んだことを明日には忘れているかもしれない。

でも彼らのうち何人かは、

今日学んだことをまたいつか真剣に

学びたいと思って

再びここに訪れることもあるだろう。

 


いろんなことを知ることができた。

その日起こったことを

失ったものを

地獄のような日々を

そして、忘れてはならない現実を。

 


来てよかった。

しっかりと反戦の想いを胸に

これからも恒久平和を目指して

我々に出来ることを

精一杯やっていこうと強く思った。

 

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浦上天主堂

明治時代に信者たちによって建てられたが

原爆で一度崩壊している。


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爆風で崩落した鐘楼部


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黙祷を捧げる中学生たち


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天主堂の塀の一部


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黒い柱のちょうど上空に原爆が落とされた


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眼鏡橋、、、

確かにメガネに見えなくもない