どうもリョウスケです
旅17日目
2022年6月3日金曜日
天気 晴れ
長崎[長崎市]
オランダ坂をあてもなく歩き
丘の上に建つグラバー園へと朝から向かう。
清々しい朝の陽気に
まだ人の少ないグラバー園は
昔建てられた
洋館がいくつも建ち並んでいた。
世界遺産にも認定されるグラバー邸は
見事な装飾と、
おしゃれな外観が素敵なお家だった。
庭からは長崎の造船所や街並みが
高みから見渡せて
美しい長崎の街並みが広がっている。
続いて向かったのが
これまでにもいくつか教会を巡ってきた。
その度に思うのは
教会の外観から内観までの
細かい芸術性の高さである。
柱やステンドグラス
彫像や壁の装飾から全てが
美しく彩られており、
それらをじっと観察して歩くだけで
感嘆の息が漏れるようだった。
厳粛で壮麗な天主堂は、
中に入った瞬間から何だか心が浄化されたような不思議な心地がする。
その次に向かったのが出島である。
出島は江戸時代に鎖国していた日本において、
唯一海外との貿易を許されていた場所。
本来ならば開国して以降
出島は政府によって解体され埋め立てられ
現在では地図を開いても、
どこか出島かわからないほど陸地に囲まれてしまっている。
それでも長年の復元活動の末
現在の出島はほとんど往時の姿のまま、
見事に復元されていた。
近くにビルが並んでいて
写真にビルが映り込んでしまうのが残念だったが
出島内は時代劇にも使えそうな再現度。
まさかここまでとは思わず、
歩くだけで江戸時代にタイムスリップしたような気持ちになった。
長崎は歴史の街だ。
グラバー邸も大浦天主堂も出島も
一見全て違うジャンルに思えなくもないが、
歴史はすべて繋がっている。
キリスト教の脅威から禁教令を出した幕府により
出島が開拓され。
海外との唯一の貿易地だったことにより
開国後も貿易商たちの居留地となり
グラバー邸など、
数多くの異人さんたちの住まいが並ぶ。
そして開国がきっかけで築造された大浦天主堂に
潜伏キリシタンが詰めかけたことによって、
200年の鎖国時代を生き抜いた彼らの存在が初めて明るみとなった。
歴史はすべて繋がっている。
その一端を担っている。
だから歴史は面白いのだと、
一日中歩き疲れた体で強く思うのである。
注:不勉強なわたしの言うことなので間違いもあると思います。その辺りはニュアンスで解釈してください。
こんな傾斜の坂を見たことがない
都市伝説系ではお馴染みのフリーメイソンのマークが入った門
ミニ出島
畳の上に洋風な家具が並んでいて不思議な光景
初めて日本で作られたサイダー
味は普通だったが、泡がすごくて空気を飲み込んでるみたいだった。
竜馬が創設した造船会社
海援隊の前身
竜馬は日本で初めてブーツを履いたと言われている。
山の上にある竜馬像
行くだけでひと苦労だった。
が、竜馬がゆくを二年越しで完読したわたしが行かなくてどうするのだ!
と気合でここまで登ってきた。