チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

滋賀の魅力について語りたい

 

 

どうもリョウスケです

 

 

 

滋賀の魅力を挙げていこう


1、琵琶湖があること

ーー以上

 


滋賀県民にとって

これはしばしば自虐的に語られてきたことである。

滋賀には琵琶湖しかない、、、と。

確かに数年前まで

滋賀の魅力を聞かれて

「琵琶湖しかないからな」というのは、

私にとっても、

自虐的な意味以外の何ものでもなかった。

 


ところが今の私にとって、

この「琵琶湖しかない」という発言は

決して自虐という

マイナスな意味で発してはいないのだ。

むしろ、

滋賀には琵琶湖がある

これがどれほど素晴らしいことかを

常々友人に

語り尽くしているほどである。

 


琵琶湖の歴史は古く

およそ440万年前にまで遡る。

これは世界でも20個しか存在しない

古代湖の一つとされ、

琵琶湖にしか生息しない生物がいたりと、

独特の生態系を築いており

その面積は日本一を誇るとされる広大な湖だ。

ちなみに滋賀の6分の一が琵琶湖である。

6分の一と聞くと、

意外と小さいと思わなくもないが

地図を開くと

その存在感は計り知れない。

 


中央部をほとんど琵琶湖に支配された

滋賀県は、

反対側に行くのに

車で二時間かかるという不便さがある。

そのため、湖の東側に住む

我々にとって、

西側は別世界だ。親近感もなければ

どこかよそよそしい感覚さえ持ち合わせている。

 


そんな不便さが伴うものの

琵琶湖の魅力はやっぱりその広大さである。

幼き頃は海との違いが

理解できず

もはや琵琶湖はほとんど海であり、

海はそもそも琵琶湖であるとさえ考えていた。

その広大さのおかげで得したこともあり、

子どもの頃

日本地図で滋賀の位置を覚えるのに

でかい琵琶湖の存在感から、覚えるのは一瞬だった。

内陸部に位置する県で、

ここまであからさまな県があるだろうか。

その唯一無二の特徴は、

頭の悪い子どもを一つ賢く育むのである。

 


そしてやっぱり思うのは、

琵琶湖の美しさだ。

大人になるまでその魅力には気づかなかった。

 


琵琶湖しかない、

が自虐的に発せられるのも

琵琶湖しかない、

が自慢できるようになったのも

この美しさに気づくかどうかである。

 


初めてその魅力に気づいたのは

学生時代のことである。

ひょんなきっかけから挑戦した

自転車琵琶湖一周(滋賀ではビワイチという)で

それまで知らなかった

琵琶湖の美しい景色に何度も遭遇した時だ。

 


波音のしない静かな浜辺

対岸がうっすらとしか見えない広大さ

ぼんやり浮かぶ小島の情景

バス釣りに励むおじさんたち

夕日に照り返す湖面

 


琵琶湖ってこんなに美しかったのかと、

その時初めて知ったのである。

 

 

 

ーー滋賀には琵琶湖しかない。

 


こんなことを言えば、

滋賀県民によっては怒る人もいるだろう。

あれもある、これもある、

とたいして県外にまで知られていない

特徴を列挙するに違いない。

でも私は思うのだ。

滋賀には琵琶湖しかない

それのどこがいけないのかと。

こんなに素晴らしい琵琶湖があるのだから

もっと胸を張ればいいのだ。

 


滋賀には琵琶湖がある!

文句があるなら琵琶湖の水止めてやるぞと

時には戦う所存である。

 

 

 

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