どうもリョウスケです
「ことば選び実用辞典」という本を入手した。
この本はその名の通り、
類似性の高い意味合いの言葉の中から
どの言葉を活用するかを
選択する際に用いる本である。
例えば、「困る」という意味が含まれる言葉を使いたい場合
辞典で「困る」を調べると、
そこにはーー・困難・困惑・困窮・難渋
などの複数の類義語が
簡潔な意味とともに記載されている。
これが非常に便利だ。
本をよく読むので、
ある程度の言葉は見聞きしている。
でも、使うとなると話は別で
漠然とした感情や感覚を言語化するのに
いつも苦戦してきた。
遠回しな表現を活用すれば
ある程度の意味合いは伝わるが、
それだとかなりまわりくどい表現になってしまう。
簡潔に短く表現したいとき、
この本は絶大な効果を発揮するのだ。
本屋で初めて本を手にしたとき、
探していた「宝島」を見つけたような感覚だった。
自分の頭の悪さと引き出しの少なさに
いつもうんざりし、
そのたび分厚い壁のような場所に閉じ込められたような窮屈さを覚えてきた。
だがこれで、ついに私は最強の武器を手に入れたことになる。
、、、「ことば」という武器である。
まだ紙を捲るたびに固いそれは、
いずれふにゃふにゃと手に馴染むようになるだろう。
それぐらい使ってこそ、
こいつは私の手となり足となり、
はたまた脳の一部として活躍するに違いない。
文庫よりも小さなそいつに
密かに名前でもつけてあげようかと考えている。
どんな名前がいいだろう。
こんな時こそ、
辞典の中から考えてみるのもいいかもしれない。
名ーー愛称、悪名、徒名、異名・・・
