チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

こけしについて考えてみた

 

 

 

どうもリョウスケです

 

 

 

 


旅129日目

青森(十和田湖→田舎館村)

天気  曇り時々雨

 

 

 

日本一大きい「こけし」に出会う

 


こけしは東北地方でよく作られる伝統工芸品

 


十和田湖から弘前に向かう途中にある

黒石という地では

よくこけしが伝統技法で作られているようで

こけし館なる施設まである。

そこには大小様々なコケシが展示されており

デザインから

形から

いろんなコケシが見学できる。

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「日本一大きいこけし

 


コケシ、、

のことについて

生まれてきてから数十年

一度だって

微塵にも考えたことがなかった。。

 


コケシという存在はもちろん知っている

でもそれは頭でイメージできる、

というものでしかなく

こけしのことについて我々は何も知らないに等しい

 


一本の木を削って形を整えていく技術は

素人にできるものではなく

職人の仕事である。

形や絵付けのセンスも重要で

地域によって流派が異なったりするそうで

コケシ、、

などと馬鹿にしては行けない。

どこの世界にもその道のプロがいて職人がいて

師匠がいて弟子がいる

 


私たちでは到底足元にも及ばない技術を持ち

その人たちにしか理解できない世界があって

 


例えば音楽だって芸術だって

我々素人にはある程度の所までは

それが良いか悪いか判断できるけれども

ある所から上は

なんとなくでしか評価できなくて、

ピアノを高速で弾けば素人にはうまいとしか思えないけど

その道の人からすれば

それ以上の技術的な部分であったり

あるいは素人には理解できない抽象的な部分であったり

それがわかるかどうかが

長くその世界に浸り腕を磨いてきたかを

分ける基準なのかなって思う。

 


こけし」一つ取ってもそんな世界があるのではないか

師匠がいて、弟子がいて、、

 

 

 

「師匠!新作できました」

「どれどれ、、ってバカヤロウ!  何度も言わせんな、

テメエのこけしは笑顔が死んでんだよ」

「すいません、師匠!!」

「いいか、こけしってのはな、表情なんだよ。心だ!  ただ笑顔を作りゃいいってもんじゃねえんだよ。こけしを笑わしたかったら、まずはテメエが笑うんだ」

「はい!すぐ作り直します」

「でもよ、前よりはちょっとは伝わったぜ、、テメエのこころ、、成長したじゃねえか」

「え、、」

「ほんのちょっとだけだけどな。。はは」

「し、師匠、、(涙)」

 

 

 

 


。。。

 


カッコいい。。

 

 

 

なんでもいいから

そういう何かの分野において

プロとしての

世界の住人になってみたいと憧れてみる。

 


いまの私では所詮、

スーパーの品物が安いかどうかを見極めるプロにしか

なれないだろう。

なりたい気持ちも往々にしてあるが

 

 

 

などと、

笑顔で微笑むコケシを片手にぼんやりと

観察しながら

他愛もなく考えてみたりする。

 


いい一日だ。

 

 

 

 


                                                つづく

リョウスケ

 

 

 

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なんだか不気味だよね


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この人もまた、考える人だと思う


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だるま


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カレーバイキング

リンゴカレーなるものが美味しかった

食べ過ぎ注意!

 

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リンゴ畑がある風景

青森はやっぱりリンゴである


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たぶん寅さん、、


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たぶん美空ひばり、、

石アート

上から見るとよくわかるらしい