チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

素晴らしい世界

 

 

どうもリョウスケです

 

 

 

ボランティア活動を数日間経験し

ふと気付いたことがある。

それはボランティアで体が疲れることが

とにかく心地がいい!!  

ということ。。

 


つまりそれはマゾフィスト的な話を恥ずかしげも無くブログでカミングアウトしているのではなく、

ボランティア活動(通称:ボラ活)で得た疲労

理由は定かではないが

なんだか気分が良く清々しい気持ちで1日を終えることができる。

精神的な心労もない。

朝8時に所定の場所に行き、夕方5時過ぎまで活動し

夜はマイカーで車中泊

それを休みも取らずに何日間も繰り返し生活しているわけだが

不思議と疲労は残らず

朝起きれば前日の疲れは昨日食べた晩御飯と共に消えていて

おかげで非常に腹は減るものの

旅で培った安価で満腹になる方法を心得ている私に

苦労などはありえない。

むしろ、泊まる所や荷物を気にする必要がない分

旅よりも快適な生活をしている。

 


よく人からそんな生活で大丈夫か?と心配されるが

Piece of cake!!(楽勝!!)

悩みと言えば、長野が想像以上に寒かった事ぐらいで

それに関しては寝袋と毛布2枚、服を4枚着て、下はズボンを2枚履くという

反則技に興じることで、

なんとか堪え忍んで夜を過ごしている。

寒ささえ凌げれば、車がある私はほぼ無敵だ

怖いものなど何もない。

 

 

 

ボラ活の内容は様々である。

基本的な私の役割としてはボランティアに来た人の

サポートをする立場が多く

スコップやバケツなど活動に必要な資材を

ボランティアの人に円滑に貸し出す作業であったり

その整理や管理

活動を終えて戻ってきた資材を洗浄する作業を主に受け持っていて、

それ以外では必要に応じて活動に参加している。

例えば軽トラックによる廃棄物や土のう袋の運搬を補助したり

荷物の積み下ろしの手助けや、

泥落としなど。

 

初めて知ることも多い。

土嚢袋があんなに重いとは思わなかった、、

水分をたっぷり含んだ畳がコンニャクみたいに捻じ曲がるなんて、、

しかも4人で何とか持ち上がる程の重量があるなんて、、

水の脅威を知った、、

水は家を全壊させる力を持っていて

動かなくなった車が畑の真ん中に放置されている光景をいくつか見かけた、、

スコップに付着した泥はなかなか取れない、、

汚れたツナギは洗濯した次の日にはまた汚れている、、

軍手は消耗品だ、、

「ありがとう」という言葉は絶対的に偉大な力がある、、

ボランティアに報酬など必要ない、、

 


心地いい疲労感があれば明日も頑張ろうと思える。。

 


被災地で元気よく活動しているボランティアの人たちをよく見かける。

若い人からお年寄りまで、

被災する前、この町はリンゴ農園を切り盛りする人々が多く住む田舎の町で

どこの田舎もそうであるように、

きっと町を散歩していても

すれ違う人の数はそれほど多くなかったのではないかと思う。

皮肉なことに、

今この街には沢山の老若男女が溢れかえっていて

表現が正しいとは言い難いが

活気に溢れている。

被災した住人にとって、ボランティアの人々の笑い声で

傷付くこともあると聞く

それも仕方がないのはよく分かるが、

他所から来た私は、

活気のあるイマの光景がとても眩しく思えて

なんというか

ふと、人間っていいなぁって思った。

「ONE NAGANO」と書かれたプレートを見かけた

みんなが一丸となって復興を目指す

 


この世界は素晴らしいーーー

 

 

 

いつものように体全身が疲れていて

所々に痛みがあり

小さな切り傷程度のケガが指に少しずつ増えていて

お腹は凄く空く

汚れたツナギは汚れたまま明日も着るし

寒い車内で今日も丸まって寝る

 


それでも明日は心地のいい日が待っているだろう。。

 

 

 

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