チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

イランカラプテ (こんにちは)

どうもリョウスケです

 


旅78、79日目

北海道 (本別町→阿寒湖→アイヌコタン)

(阿寒湖→ボッケ→釧路)

天気 曇りか雨

 


ある漫画にハマって以来アイヌにとても興味を惹かれていた。

アイヌの生活や文化に触れてみたい

阿寒湖に行ったのはそういう理由からである

 


湖の側にはアイヌコタンと呼ばれるアイヌの集落がある。

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ここではアイヌ民族の木彫りやアクセサリーなどを売る店や、アイヌ料理が食べられる店、アイヌの伝統舞踊を披露する施設などがあり、

それぞれの建物の作りも特徴的で、町を歩いているだけでもそこが日本ではないような世界が広がっている。

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独特な文様があしらわれた服装、狩の時や生活で使われていた道具や楽器など

アイヌの文化は独特で非常に興味深い。

自然や動物などをカムイ(神)と崇めて大切にする精神性は美しくもある。

 


店で売っていた木彫りの人形や手鏡やペーパーナイフ、キーホルダーやコースター、ブレスレットやネックレス

どれも手作りで魅力的だった。

どの店もいかにも職人さんみたいな方がおられ、目の前で実際に彫って作っている姿を見ることができる。

手作り、だからだろうな。値段を言うとどれもふーんてな感じで

買うことはできなかったのだけど

欲しかったなぁ、、後で買っておけばよかったと絶対に後悔するやつ

 


伝統舞踊の見られる施設にも行った。

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ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されているアイヌの伝統的な古式舞踊を実際に見る事ができる。

美しい歌と踊り、楽器を使って披露され、

夜になると火まつりと呼ばれるイベントもあり、中央に火が灯された周りで、また違った歌や踊りを見る事ができ、より幻想的で感動した。

イベントの最後には必ずお客さんも前に来て一緒に踊りましょう、という

流れがあるのだけど、どちらも参加することができなかった、、

理由は一つ。勇気が、なかった、、

ああ情けない。出た方が楽しいに決まっているし、思い出にもなる

しかも周りのお客さんもシャイな人が多く

前に出たがらないので

明らかに踊りのお姉さん達も困った表情を浮かべていた。

本当に申し訳ない。

こういう時に率先して前に出ていく

そういう人間に

私は、

なりたい。。

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入口こそ漫画から入ってはいるものの

知れば知るほどアイヌの文化は面白いと思う。

もっと知りたいし触れてみたいと魅力を感じるのは、

その考え方や文化への興味もあるだろうし

今の生活とはまったく違うからこそ惹かれる部分もあるのだろうな。

ほんの数百年前までは実際に存在していたのだ。

いまの観光地としてではなく、

彼らの生活そのものだった。

この旅でいろんな所を巡っていて

つくづく思う。

世の中が大政奉還以降明治と呼ばれるようになってから

日々消えていく、消えていった日本の美しい文化や歴史も同じく、

守らなければいけないものがある。

 


海外の人が日本と聞いて真っ先に思い浮かべるものの中に、

実際に今でも根付いているものは何だ。

侍だの忍者だの和服や和食、美しき日本語、作法など

日に日に失われてはいないか。

変化していくことは成長であり人間にとって必要不可欠な進化の過程である。

だが変わらない。変えてはいけない。守るべき古き良き伝統文化と呼べる物だってある

少なくとも外国人が日本と聞いて思い浮かべるものこそ、

日本独自の魅力であり守るべき文化ではなかっただろうか。

 


などと、年々進化が著しいコンピュータ機器を慣れた手つきで操作しながらつらづらと書いてしまった。

結局は棚に上げて偉そうに論ずる私から意識を変えていかねばならんな。

まずは明日からチョンマゲ生活か?

否、無理!!

 


アイヌ文化にはまたどこかで触れることができたらいいなと思う。

 


リョウスケ

 

 

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北海道にあるあたりまえの風景
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タイヤマンの下に猫型ロボットを発見!
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夜のアイヌコタン。夜の10時ぐらいまで営業している店がほとんど

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阿寒湖といえばマリモ〜

大きい物だと30センチぐらいになるらしい

サッカーボールぐらいか
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阿寒湖という名前も例の如くアイヌ語から

来てるよ

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ボッケと呼ばれる泥火山というもので、100度に熱した泥が火山ガスとともにボコボコと煮立っている様子が見れる。