どうもリョウスケです
旅144日目
2022年11月6日日曜日
天気 はれ
岬イコール起伏が激しい
それは決めつけ、偏見、勘違い。
室戸岬はなだらか平地がずっと続いて
なだらか気分で
岬をぐるっと周回できる。
先端には中岡慎太郎像が立っていて、
昨日の今日で大興奮。
写真をたくさん
上から下から斜め先から少し離れて
追っかけ気分でパシャパシャ撮ると
岬でぼんやり波と戯れ
ゴツゴツした岩場に立って
遠くの水平線をじっと眺めて右へ左へ。
鯨はいないか、
イルカはいるか、
首を右に左にキョロキョロするも
穏やか水面は
肉眼だとショートケーキを思わせる。
この恥ずかしがり屋さんが!
と鯨にイルカに威勢よく毒吐いて、
ほらさっさと岬を後へ。
岬を少し北上すると
みくろ洞と呼ばれる洞窟発見。
その昔、ここで空海修行したってよ!
と誰かが伝える神聖地。
中は真っ暗お堂が一つ。
彼が悟りを開いたこの洞窟で
ぼんやり佇み
頭を空っぽにしてみると
なんだか宇宙の真理に近づいた気が、、、
なんてことは、
気のせい、偏見、勘違い。
そこにあるのはただの空っぽ。不毛な時間。
神聖な空気だけが暗闇に溶け込んで
不毛な心と一体化したような、
しないような。
そんな気分で明日も明後日も
来年も再来年も
10年後も20年後も続けていけば、
いつか悟りを開くのかしら。
なんてことを、
きっとそうに違いないとわかったふりして
うんうん頷き、
あらさっさと洞窟を出る。
さらにさらに岬をさらに北上すると
今度は水族館にやってきた。
どう見たって学校の形の水族館。
廃校を利用して数年前にできたばかりの
ほやほや水族館だと聞いて、
居ても立っても座っても泳いでもいられず。
いざ出陣!と校門くぐり、
館内校内いざ侵入!
中はあの日あの頃通った学校そのもの
階段あって踊り場あって教室あって
その所々に水槽が!?
魚が生徒という設定?と聞いて
きらめくセンスに好奇心が鰻登りに鯉のぼり。
教室、洗い場、理科室、プール
全部が全部魚たちの活動場。
そのコンセプトは興味深くて面白い。
廃校をいろんな形で利用する施設を
これまでたくさん見てきたけれど、
こんな使い方もあるのかと
目から鱗の発見である。
さらにさらにさらに岬を北上すると
やがて県境に到達。
多くの偉人を輩出した
幕末ゆかりの高知ともこれでお別れである。
さらばさよならまたいつか。
次は徳島阿波踊り
おどらにゃそんそんと境を越えた。
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中岡慎太郎像。結構でかい。フォルムは慎太郎館前にあったやつの方が似ているような気がした。
ここにも、また、、
海と波と雲と岩場と
御厨人窟。二つの洞窟があって、右が修行をしていた洞窟。左が主に生活をしていた洞窟。
中は写真で見るよりずっと暗い。
修行を終えて洞窟から外に出た空海が、いまよりもっと近くにあった海と空を目の当たりにして、『空海』と名乗り始めたと言われている。
フィギュアが出てくる自販機が高知には至るところに設置されている。値段は一つ五百円。高くて手が出なかった。
むろと廃校水族館。15年ほど前に廃校になった学校を、4年ほど前から水族館として利用している。
ここにも水槽。
手洗い場も水槽。
跳び箱も水槽。
理科室
そしてここも水槽。
スッポンかわいい
プールも水槽。
サメとカメ
内容は少ししかないが、アイデアが抜群に面白い。うまいこと学校全体を水族館として利用していて、懐かしさと見せ方に夢中になって楽しめた。