どうもリョウスケです
旅76日目
北海道(帯広)
天気 晴れ
5番が見事に当たったのは偶然でしかない。
直前に人から聞いた情報によると、
レース直前のパドックを歩く馬が
人に気が散っていると集中力がないと見られ、後ろ足がしっかりしている馬ほど力があるから良いのだと聞き
何となく歩き方が様になっていた5番を書いたらズバリ当たった!
単勝230円なので相当な人気があったのだろうが、それでもめちゃくちゃ嬉しい。
例えそれが5回賭けた内の一回だけだったとしても、
一回100円で270円の負けだったとしても、
当たった事は素直に嬉しい。
帯広にはばんえい競馬というものがある。
全国にも北海道の帯広にしかない特殊な競馬場で、競馬と言っても一般的な競馬のスタイルとは全然違い、
普通の馬の1.5倍はありそうな大きな馬が
重さ1トンのソリを引き、直線上に伸びたコースにある2つの障害物を超えてゴールを目指す競技である。
競馬のコース
騎手も馬には乗らずにソリに乗って後ろから馬に指示を与える。
単純にスピードを競う競技ではあるが、
重さ1トンのソリを引いての障害物(高さ2メートルほどの小山)を超えるので、
走るスピードは非常に遅く
隣を観覧客が歩けるようになっているのだが
人が少し小走りで歩くぐらいのスピードしか出ない。
一見地味な感じもしないでもないが、
実際に生で見るとよりその馬の迫力や奥深さに魅了されてしまう。
スタートから最初の障害物は一気に全力で駆け抜ける。
そこから第2障害物に入るまでに何度か立ち止まるのだが
これはそのまま走ると馬が疲れて前に進めなくなってしまうので
騎手が馬の状態を見ながら止まったり進んだりの指示を出す。
そして障害物の手前でどの馬も一旦立ち止まり、呼吸を整えさせてから一気に駆け上がりゴールを目指す。
このタイミングが順位を決める大きな分かれ目で、早くスタートを切っても、馬に余力が無ければ前に進めないし、
遅すぎると他の馬に先を越されてしまう。
その馬とのコンビネーションや駆け引きが
ばんえい競馬の一番の見所である。
競馬は初めてだった。
競馬場に足を運んだことも、競馬で賭けることも初めてだった。
賭けると言っても100円から賭けられるので
そこまで抵抗はない。
当たれば勿論嬉しいが、外れてもそりゃそうだよなと諦めがつく。
謂わばプロ野球観戦で贔屓のチームを応援するのと同じで、ただ見てるだけでも楽しめるが、応援しながら見るとより興奮できて楽しい。
単勝100円賭け
成績は10回のレース観戦のうち
半分の5回を賭け、
一回だけ当たり、一回だけ惜しくも二位に終わり、三回はほぼかすりもしなかった
競馬は難しい。。
当たり〜
ここに来る客層も他の競馬場とは違い特殊な気がする。やはり観光地としての人気もあってか、家族連れや、女性の姿も多く、
レースが始まると楽しげな声があちこちから聞こえて来るのだが、
その中にも競馬新聞片手にバリバリの予想屋達の怒号も混じっていたりして
少し独特な異様さがある。
それも含めて他では味わえない面白味なのかもしれない。
本当は三回ほどレースを観覧したら帯広を後にしようと思っていたが、
予想以上に面白すぎて最後の方まで見てしまい、気がついたら夜になっていた。
ギャンブルなど無縁の私にとって、競馬は忌むべき存在でしかなかったが
競技としてスポーツとして見る分にはとても楽しいと初めて知った。
一度当たったのも良かったのかもしれない
当たり過ぎず、外れ過ぎず、ちょうどいい。
この程度がちょうどいい
リョウスケ
バックヤードツアーというのもあり、
関係者以外入れない裏側のレース直前の馬が待機する小屋や、
厩舎などを説明を交えながら案内して貰えるツアーに参加できる
近くで見たら怖いぐらいでかい。
たまたまやってた花火大会が競馬場から見えた