チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

震災遺構

どうもリョウスケです

 


旅52、53日目

宮城→岩手

1日目(道の駅上品の郷の→南三陸サンサン市場→道の駅大谷海岸)

2日目(道の駅大谷海岸→奇跡の一本杉→道の駅平泉)

天気 主に雨か曇り

 


震災遺構というものがある。

東北大地震によって被害にあった建物などを

記憶を風化させないため

あえてそのままの状態で残し保存した建物のことである。

 


昨日今日と私は東北の宮城から岩手にかけ

震災の津波の被害にあった

地域をいくつか巡った。

どの地域もまだまだ完全な復興とまではいっておらず

どこかしこで工事を行っている。

震災の遺構はいろんな形でそこに佇んでいる

元駅、元線路、元道路、元学校、元道の駅

元海水浴場、元観光地

そのどれもが悲惨な形で残っており

当時の被害が尋常じゃなかっことを静かに伝えている

 

 

 

正直なことを言う。

近畿地方出身というのは愚かな言い訳にしかならないのだが

私にとって東北大地震とは遠い世界の話だった。知らない所で

想像を超える出来事が起こっている。

それはあまりに現実味がなく

例えばどこかの貧しい国で小さな子どもが飢餓で亡くなっている現実に対して

豊かな国で生活する我々は平気で嫌いな食べ物を皿に残している

私にとっては、

それと同じだったのかもしれない。

 


私はいままで何もしようとしなかった

震災に対して何も考えようとしなかった

ボランティアに参加する事もなければ

誰かの呼びかけに応じて募金をすることもなかった。

 


ここに立ち

この目で見て

 


それがいかに愚かだったかがよくわかる

 


震災遺構を目の前にすると

胸から込み上げてくるものがある

 


何もできなかったかもしれない。

でもその苦しみを悲しみを

知ろうとするべきだった。

そして自分なりに考えるべきだった

その努力だけはできたんじゃないだろうか

 


世界で起こる悲劇も全てそうだ。

自分の目の前に見えるものばかりが全てで

見えない物は小説の物語のように扱い

フィクションであるかのように捉え

深く知ろうとさえもしなかった。

 


まずは知ること

そこから始めよう

 


この旅は、

いままで知らなかったこと

知ろうとしなかったことを知る旅でありたい

 


そして自分が何を思い、考えるか、、

 


そういう旅にしたいと思う。

 


改めて自分宣言。

 


リョウスケ

 

 

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津波の影響で半壊し使われなくなった小学校f:id:kryo428:20180731071944j:image

路線そのものがなくなりホームだけが残る駅
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有名な松林の木がほとんどなぎ倒された中

唯一一本だけ残った松の木

奇跡の一本松と呼ばれている
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三陸さんさん商店街

津波の被害にあった商店が集まり新しく復興された商店街

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そこで食べた南三陸の海鮮丼!