どうもリョウスケです。
2023年6月20日火曜日
今年の旅をざっくりと振り返ってみる。
コロナを挟んで足掛け四年続けたこの旅も、これでいよいよクライマックスだった。残る目的地は近畿五県にまで絞られて、想定でも長くて二ヶ月ほどの旅になるだろうと予想。
今年の旅は前回から二、三ヶ月ほどのブランクしかなかったため、はじめからそんなに苦戦を強いられることもなく、順調に兵庫県からスタートした。
お城めぐりに子午線に淡路島を満喫すると、お次は大阪府である。大都会大阪はどこに行っても人だらけ。車に人にビルばっかりでうんざりしながら、昔から馴染みのある街並みに、旅の終わりが近いことを意識する。そうして走り続けて奈良に向かうと、突如として世界が一変。田舎、田舎の風景にどこか心がほっこりしながら、仏像と古墳の魅力に惹き込まれ、どんどん未知なる世界にはまっていき。次の和歌山では古道歩きがメインとなって、山を森をと二日もかけた過酷な旅に挑戦。こんなに長く歩いた経験は初めてで、新たな扉が開いたような・・・そうして三重に赴くと、伊勢で神社参りにうどんに氷に、あれもこれもといろいろ満喫。やがて滋賀の県境を前にして、しみじみ旅を名残惜しむと、この旅最後の目的地へーー。
いつもより半分ぐらいの期間しかなかったはずが、これはこれでいつもと変わらず濃い二ヶ月と少しだった。
この旅で一番大変だったのは、熊野古道で数十キロもの山道を歩いた時であり。一番楽しかったのは、お城巡りでついに誰もがよく知る名城に赴くことができた時であり。一番泣きたくなったのは、買ったばかりのレインウエアをわずか数回の着用時に転んで膝を破いてしまった時であり。一番怖くなったのは、コインランドリーで親切にしてくれたおばちゃんが、別れ際に宗教の本を笑顔で手渡してきた時である。
・・・いろいろあったなとぼんやりと思い返す。
いつもより短い期間だったはずなのに、いつも通りいろんな事が起こるから、旅はやっぱりやめられない。これで旅が最後だなんてまだ信じられないぐらい、どことなくまだ旅の途中であるかのようで。
まだ六月だ、まだシーズンは始まったばかりじゃないかと思う自分がいて、これからの予定をさっそく地図を開いて練り始めるのだった。
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追記
ひこにゃんの可愛さに度肝を抜かれた。地元民でありながら、ひこにゃんがこんなにも超絶可愛かったことに驚愕している。
三十路になってこんなにゆるキャラに夢中になるわたしは一生婚期を逃し続けるに違いないが、
それでもいいよね。ひこにゃんだもの、彼ならきっとその微笑でおどけて許してくれるだろう。
ひこにゃんを見ようと列ができたその中を、率先して先頭を確保したわたし。子どもが後ろにいるのも一切おかまいなし。さすがにあれは反省したよ、でも後悔は全然してない。だって、ひこにゃんが見たい気持ちは誰にも負けないんだから! ・・・そんなわけで、
また会いに伺います。ーー独身こじらせ男