どうもリョウスケです
旅46日目
2023年5月25日木曜日
和歌山→三重[新宮市→熊野市]
天気 晴れのち雨
熊野三山をすべて巡る。
熊野速玉大社
本来この三つはすべて歩いて巡るのが習わしで
船を利用されたこともあるけれど、
当然自転車などという近代技術は当時存在しない。
熊野本宮大社こそ歩いて巡ったとはいえ
所詮はそれだけである。
それだけでも物凄い大変だということは
身をもって味わったが、
これ以上歩いて巡れなどと言われたら、
ふざけんな! と信仰などかなぐり捨てて
神も仏もあるもんか! と怒鳴り散らして
熊野川を海まで泳いで逃亡するはずである。
そんなことは何の信仰もないわたしでさえ
絶対にしたくないので、
ここは大人しく自転車という
近代的文明を活用することにした。
もちろんそれでありがたみは半減するし
達成感も思っていたより感じない。
世界遺産を三つ巡ったという以上の感動もなく
あるのは目的を達成できた満足感だけ。。。
でも、それでいいのかもしれない。
熊野三山をすべて歩いて得られる特別は、
すべて歩いて巡った者にだけ得られる特別である。
そこにどんな感動や興奮
経験が待っているかは巡った者にしかわからない。
それでいいし、
そうでなくては苦労をかけてやる意味もない。
歩いて数日かかる道のりを
車で半日
チャリで三日なんて
どう考えても即席メンすぎる。
極上の味を提供するラーメン店が
企業とコラボしてカップ麺を販売したところで、
味を似せることはできても、
それで店に行かなくてもいいやとはならない。
きっとそれと同じこと!
歩いて巡って初めてわかることがある。
その苦労であったり感動であったり、
それら全てを知りたいと望む阿呆なわたしが心のどこかにいるけれど
今回はこれでまあいいのだと
とりあえず満足して次に進むことにしようと思う。
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神倉神社 世界遺産
鳥居から急な階段を登った先にお堂がある。急すぎてかなり怖い
導いてくれた鳥さん。こちらが一歩進むと少し先に飛んでいき、また一歩進むと少し前を飛んでいく。まるで神社まで導いてくれてるみたいな不思議な体験だった。
彼は元気かな
大きな岩が祀られている
1600年に寄進したことが彫られているらしい。わかりにくい
本宮から熊野川を舟で辿ってここに訪れ、海岸線を伝って那智大社へ。その後ふたたび熊野本宮へと戻るのが巡礼の一般的なやり方だった。
佐藤春夫記念館。新宮市出身の作家。東京にあった自宅をここまで運んで建てたらしい。
とってもおしゃれ
なんちゃってステンドガラス
ついに三重県へ。ここが最後の県になる。感慨深い。泣きそう
道の駅にウミガメがいた
ウミガメに言ってるのかな
たくさん種類のカメさんたち
なんか癒される。パンダほどじゃないけれど