どうもリョウスケです
旅213日目
天気 はれ
丹後半島をぐるっと海岸線沿いに走る
イノシシが凄いスピードで目の前を通過し
猿がキイキイと木の上で鳴いていて
鹿の子どもが颯爽と横を通り過ぎていった、、
自然が多く残る地、、丹後半島ーーー
半島は丘陵が盛んで苦手
坂道が引っ切り無しにやってきて
体力を根刮ぎ奪っていく
ゼエゼエ、、ハアハア、、
乱れた呼吸の音に自分自身が慣れてきた頃
関西最北端の地、、
経ヶ岬へとたどり着いた。
本州最北端!
日本最北端!!
ときて、、
関西最北端!!!
と言われたところで、
あまり今まで程の達成感は湧いてこないが
そう呼ばれているところに
たまたま知らずして来ることができたことは
なんだか嬉しい。。
関西地方は生まれたところで
育ったところ
その最もたる所に
いまわたしはいるのだ。
なにより日曜の昼間でも人が少ないのも
悪くないと思える。
宗谷岬では台風でも来ない限りありえないことだ。
経ヶ岬(きょうがみさき)
この読み方をいま知ったことは許してほしい
ここには大きな灯台があるぐらいで
景色も美しいと言っても
とにかく大きな海が見えるぐらいで
他は何もない。。
とにかく水平線がなんとなく丸みを帯びて見える
そんな広大な景色が広がっていた。
岬を出るとマラソンランナーに出くわした。
なにやら今日は年に一度のウルトラマラソンの日だとかで
丹後半島では100キロの
鉄人級のマラソン大会が開かれているらしかった。
そのコース状を走るのは
果たして迷惑なんじゃないかと思いつつ
気を使って走ろうにも、
マラソン選手のまあ速いこと!
坂道ではまず追いつけない
それどころか追い抜かれてしまうこともしばしばで
降りになると、
こちらの方がどうしても速いものだから
また横を追い抜いてしまい
その後も
抜きつ抜かれつを繰り返し
なんだか私もマラソンに参加しているかのような
気分に浸ることができた。
おかげで、給水所で選手に拍手をするスタッフの声援が
まるで自分に呼びかけられているような
そんな気持ちにさせてくれるから
なぜだか心地いい。。
たまたまゴール会場に指定されていた公民館らしき
場所にたどり着き
少し自分もゴールしたような
気分になり
関西最北端にたどり着いたときよりずっと
達成感を味わうことができた。
100キロ走るって
こういうことだったんだな、、
いい経験をした。
自販機でジュースを買うよりもお手軽な
100キロマラソンである。。
つづく
リョウスケ
《ギャラリー集》
子午線最北の塔