どうもリョウスケです
旅161日目
新潟(南魚沼→道の駅雪のふるさとやすづか)
天気 雨から曇りの時々晴れ
魚沼から上越に抜けるには
とにかく山を越えていく必要がある。
また山か、、
とウンザリしながらも
道なりに3つほど、名称と呼ばれるビュースポットがあるので
ただひたすら山を越えるだけではないのだから
多少はまだマシかもしれない。
地図をのぞいて見る限り、
コンビニやスーパーなど期待できそうにない。
それでもどこかしらには何かしらあるだろうと
都合よく甘く考えていたのが従来の私なら、
これからは最悪の事態を想定して準備するのが令和の私である。
山に入る前にコンビニでパンと飲み物を買い
雨が降りそうだと事前に雨具を装着
完・璧!
と、思われたが
夏の坂道超えにおいて雨具はキツイ
通気性がない分、中は灼熱のように蒸し暑く
着たり脱いだりを
ひたすら繰り返す羽目になった。
まじで梅雨梅雨してんじゃねえよ!!
と曇天空に叱責し
坂道をこれでもかとひた走る。
まず最初に訪れたのは清津峡と呼ばれる
日本三大峡谷の1つである。
12キロにも及ぶ長い峡谷は、昔は崖を歩いて見学ができたそうだが
落石事故が起きて以降、
長い年月をかけて作られた歩行者専用トンネルによって
峡谷を間近で見ることができる。
⒈5キロもある長いトンネルは、
峡谷沿いにところどころ外に開けた場所があって
峡谷を臨むことができるようになっており
一番奥までたどり着くと、、
正面から眺望できる作りになっている。
この見せ方はさすがで、
思わず「おおっ!」と口から漏れ出てしまった
手前には水が張ってあって
鏡のように反射して見える様子は
芸術性を感じる作りでなかなか素晴らしい。
次に訪れたのは美人林と呼ばれるブナ林が広がる林である。
美人林などと言うだけあって
すらりと伸びた色白のブナの木が綺麗に整然と並ぶ姿が美しい
林の中には池があり
池には橋が架かり
橋から見下ろすと鯉が泳いでいて
鯉を画角に収めながら池と林の写真を撮るのにはまっていたら
気がついたら
何枚も同じ写真がフォルダに並んでいた。。
鏡になった池が、
まるで鯉が空を泳いでいるように見える
こういう時、普段なら十分なスマホのカメラ機能に
物足りなさを感じ
隣でカシャカシャやってる
カメラおじさんが羨ましいと感じる。
荷物と感じない程度に一眼レフを持ち歩く方法は、、
うーん。ないだろうなあ〜
最後に訪れた場所は、
道の駅で知り合ったおじさんにオススメされた
「星峠の棚田」というスポット
峠、、という名に、少し動揺しながら目的地を目指していると
やっぱり急な坂道が続く。
そもそも棚田を上から見下ろすのだから
山の上に登らないといけないのは当然だが
「はあー」と溜息が尽きない。
今日だけでも何度となく山を登っては降りてを繰り返していて
少しウンザリしながらも
これが最後だと(たぶん。。)自分に言い聞かせ
必死で登っていく。
坂道沿いにある田舎の住宅街の中を
住人のお年寄りに見守られながら登っていくと
少し開けたところに
棚田が見下ろせる展望スペースがあった。
すごくきれい。。
棚田をこういう形で見るのは初めてだった。
先人たちの知恵と努力で作られた絶景は、
時間や天気
季節によっても見え方が異なる。
五月頃は水が多く
鏡のように反射してより美しく見えるそうで
それもまたいいなと思う。
近頃、この棚田では迷惑行為をする観光客に地元の人が
迷惑を被っているそうで
ゴミを捨てる人、夜中にエンジン音をかき鳴らしながら来る人、
田んぼに入って写真を撮ろうとする人
さらには車が転落し、田んぼに落下、
運転手は死亡した挙句に落下した田んぼは車のオイルによって
使うことができなくなる事故も発生した。
観光地以前に棚田は住民にとって生活の場である
理不尽な観光客によって
生活環境を侵される住民たちからしたら、
我々は害虫以下かもしれない。
美しい棚田に感動しつつも、
田んぼで仕事をするおじいちゃんおばあちゃんに
肩身の狭い思いを抱きながら
でもやっぱり美しいなあ、、と感動しながら
せめてもと募金だけして
山を下った。
つづく
リョウスケ
あしあと
なんかかっちょいいトイレ
丸い。楽しい
水の中を歩いて先端まで行くことができる
空
棚田自転車