チャリ旅日記

旅の記録をつけるよ

採掘→選鉱→製錬→鋳造!!

 


どうもリョウスケです

 

 

 

旅155日目

新潟(佐渡島

天気  曇り晴れ

 

 

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佐渡島は金が取れる島だった。歴史は長く

関ヶ原の翌年、1600年頃から金の採掘が始まり、それから平成元年までの間

佐渡島では金の採掘が約400年ほど続いていた。

 


それだけに至る所に金山があり

島では二つ、採掘場跡を見学できるコースがある。

二つの坑道は入り口こそ同じ所にあるが、

使われていた時代が違い

一つは江戸時代に実際に掘られていた坑道で

もう一つは

島で最も新しく、明治から休山する平成元年まで実際に

使われていた採掘場である。

 

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太夫坑と呼ばれる江戸時代に使用されていた坑道は

ほぼ手掘りで掘られていた。

様々な道具を使いながら手で掘り進め、

岩を砕いて上に運び

それを背負って作業場まで運ぶ

地下で水が浸水すれば手動で水を上まで運び

幾度となく水を捨て

同時進行で作業を行なっていく。

交代制であったとはいえ

何日間も穴に籠ることもあったようで

とてつもなく重労働で

果てのない作業は

体力的にも精神的にも辛そうで

それだけに作業をする人間の寿命は短命だったそうである。

 

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穴の中は10度ほどで、薄い上着だけでは肌寒い

 

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所々に人形が置かれていて

実際の作業風景がわかりやすいようになっている。

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洞窟めいた所を歩くと自然とワクワクするのは私だけだろうか。

この奥には何があるんだろうという

ドキドキ感と、

ゲームのRPGでダンジョンに入った時を連想させる雰囲気が

何とも言えず興奮する。

頭の中では当然あのBGMが鳴り響いていて

気分はドラゴンに攫われた王女を助けに行く勇者となり

伝説の剣を片手に

岩陰から飛び出すモンスターを、、、

 


と、現実は騒がしいおじさんの観光団体によって

ああこれはただの観光地なんだと

思い知らされるわけだが、

こういう洞窟めいた所は割と好きである。

 


穴を出ると資料館に繋がっていて、

人形のジオラマがまるで絵巻のように連なっていて

採掘し金を選鉱、製錬し、小判に鋳造するまでを、文章とジオラマによって

わかりやすく表現されている。

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とても細かく作り込まれている

 

「道遊坑」

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道遊坑と呼ばれるもう一つの坑道は、

近くにある道遊の割戸と呼ばれる金山の真下に位置する採掘現場である。

明治維新後、採掘方法が手掘りから機械の導入により大きく形を変え、

採掘量も格段に上昇

明治から昭和、そして平成元年までの間、

ずっと使われ続けてきた坑道である。

穴の中は採掘場としての痕跡が今も残っていて、

ロッコが走る線路や作業現場の跡が

くっきりと残る。

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穴を出ると工場として使われていた建物があり

中には採掘で実際に使用された機械が

いくつも陳列されていた。

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江戸時代の方に比べると、採掘のやり方や、機械の説明も難しく、

理解することを途中で放棄したので

いったいこれらが何の為のものなのかは判然としない。

おそらく掘ったり上げたり砕いたり潰したり転がして伸ばして爆破して

とにかく技術の向上により何でもできたに違いない。

茹でて丸めて炒めて、、

 


近くには道遊の割戸があり、歩いて近くまで行くことができる。

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入り口の大きな穴

これも掘った跡なのだろうか。。
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遠くから見るとはっきりと割れている

 

山自体は江戸時代にも採掘されていて、

真ん中で真っ二つに割れているのは

なんと江戸時代による手掘りの採掘の影響だと考えられており、、


山を二つに割るほどの人間の金への執念というか、恐ろしい。。

そんなに金が欲しかったのか?

と疑問に思ったあと、

落ち着いて考えてみたら

当然だ。欲しいに決まっている。

私も欲しい

金が欲しいのは時代が変わっても当たり前のことだった。。

 

 

 

二つの穴は入るのに別料金がかかる

入館料もそれなりにするので

最初は一つでいいかと思ったが

実際に二つとも入ってみて、

時代によって採掘の仕方などが全く違うこと。

残っている痕跡なども

江戸時代の方は後から作られた感が否めないが

現代に近いと、

当時の痕跡がはっきりと残っていること。

どちらがいいというわけではないが

むしろ両方訪れてみて

その違いを知れて面白いと感じた。

 


他にも、佐渡奉行所や、北沢浮遊選鉱場など

金山に関わる遺構が近くにはたくさん残っている。

 


佐渡に行けばわかるが、

いま佐渡では金山を世界遺産にしようという取り組み

が熱心に行われている。

世界遺産大好き人間としては、いつの日か世界遺産にでもなったら

誰かに自慢して

羨ましいと言わせてやろうと思う。

 

私は行ったぞ!!

 

 


                                      つづく

リョウスケ

 

 

 

《ギャラリー集〜》

 

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夫婦岩


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たらい舟?

 

佐渡奉行所」

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江戸幕府が直接金山を管理、運営するために建てられた。建物は跡地に資料をもとに細かく復元されたものである。


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裁判所の役割をしていた部屋

砂利に受刑者を座らせて裁判を行なっていた


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トイレがあると写真を撮りたくなるのは

何故だろうか?  好きなのかな??


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復元されてない半分の跡地


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釘隠し。形や色によって部屋の格式の高さを表している。花びらが多いほど高い

 

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「勝場」

金や銀を砕いて精錬していた工場で、奉行所内に設けられて行われていた


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砕いて水に流して浮かせたり沈めたりを繰り返し行うことで、金と石を寄り分ける作業。

一欠片も逃さぬよう何度も行われたそうである。

 

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佐渡で実際に作られた小判


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金!


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金!!

 

「北沢地区施設群」

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まるで古代遺跡みたい。

たったの数十年前までは普通に稼働されていた工場のはずが

いまでは遺跡みたいに風化している。

ラピュタの世界観と似ていると評判になっているそうである。


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