どうもリョウスケです
旅154日目
新潟(佐渡島)
天気 曇り→大雨
トキという鳥は日本では佐渡島にしか生息しない珍しい鳥である。
朱鷺と書いてトキと読む。
一昔前、トキは全国何処にでも生息する普通の鳥だった。
ところがその後、明治、昭和と田んぼや畑を荒らす害鳥として扱われたトキは
羽の希少せいもあり、
人間によって乱獲されるうちに数を減らし
いつからか絶滅寸前にまで減ってしまう。
最後の一羽が死んだことにより
日本で生まれたトキは絶滅してしまった。
それからというもの
中国に少しだけ残ったトキを人工的に増やし、
トキが住みやすいように街づくりをされたことで
今では200羽ほどが
佐渡島に生息してしているそうである。
トキの森公園では
実際に朱鷺を見ることができる。
遠い。。
けど、備え付けの双眼鏡を使えばよく見える。
なんとか写真に収めたいと考えた結果、
誰もいないのを見計らって
双眼鏡の小さい覗き穴にスマフォのカメラのレンズ部分を
くっつけるようにし
なんとか写真に収めることに成功した。
これが結構難しい。。
片手で重たい双眼鏡を持ち上げ、
もう片方の手で携帯を穴にピッタリとくっつけながら
シャッターボタンを親指で押さねばならず
何度も失敗しながら
ようやく5分ぐらいかけて何とか納得のできる写真が撮れた。
失敗したやつ、、
公園内にはトキの生態や、
繁殖させるまでの歴史や経緯が説明された建物もある。
そこには朱鷺のキンと金次郎さんという人の話が描かれているのだが
これが涙なしでは語れない感動物語で
NHKのドキュメンタリードラマで是非とも題材にするべき
内容である。
ざっと説明すると、、
本来警戒心の強いトキには珍しく、人懐こいトキが一羽おったそうで
金太郎さんという佐渡島のおっちゃんが
ある日そのトキに餌をやり始めたことがきっかけで二人は仲良くなる。
そんなある日、
数が減り続けるトキを何とかしようと
町の人たちが保護と繁殖を目的としてトキを捕まえることを画策するも
思い通りにはなかなかいかない。
見るに見かねたおっちゃんは、散々と悩んだ末
おっちゃんにだけ心を許して近寄ってくるキンを
自らの手で捕まえる。。
自然に生きるキンを捕まえることはキンに対する裏切りだと
心を痛めた金太郎さんの切実な思いと
キンとの涙ぐましい友情、、
その後も金太郎さんは亡くなる直前までキンのことを
気にかけていたそうである。
キンは繁殖こそしなかったものの
それからも長生きし
日本で生まれた最後のトキとして生き続けた。。
是非とも大泉洋主演でドラマになった暁には見て欲しい
そうじゃないと、
きっと、伝わらないから!!
私の拙い文章ではこの感動は伝わらないから!!
こんなにもどかしいことはない。
早く映画化してくれ
私は真っ先に見に行くつもりである
つづく
リョウスケ
かわいいポストがあった
キンの剥製
受付のおばちゃんから貰った折り紙
佐渡歴史伝説館というところにも行った
ここでは人形が細かく喋りながら動いて、
昔佐渡島に流刑にあった人の話を語ってくれる
海鮮丼!!!
べらぼうに美味かったことは言うまでもない
値段の割には量も多く、大満足である。
だから仕方がない。その後、佐渡島で口に入れる食べ物が、どれだけ粗悪な物であろうと
受け入れるしかない。
だって海鮮丼を食べたのだもの!