チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった、、は嘘である。

 

 

どうもリョウスケです

 

 

 

新潟にたどり着いた。

今日から私はここで働くという

例によってスキー場のリフトの仕事である

どんなものか

正直不安でしかない。

来て早々に帰りたいと思っている。

働きたくないと思っている。

だけど仕事をしなければいけない

社会人としての義務

などと堅苦しい話ではなく

単純に来年も旅をするなら金がいる。

金がいるからには働く必要がある

ただそれだけだ

それだけのために遠路はるばる新潟までやってきたのだ。

 


新潟はとても寒い。

北海道に比べたらマシなどと思ったが

比べるもなにも

寒いものは寒いのだ。

それも、寒い北海道から新潟に直接来たのなら

極寒の北海道に比べたら、となるかもしれないが、

まだ暖かい滋賀から

寒い新潟まで来たのだから

当然寒いに決まっている。むしろ余計に寒い

寒過ぎる。。

建物の中がとにかく寒い

布団に包まっていないと耐えられそうにない。

だからトイレに行くのも我慢して、

布団の上から出てはいけないゲームみたいに

一歩も動かない。

部屋には石油ストーブが一つあるが

近くにカメムシの死骸が落ちているのを見るに

これは罠だと睨んでいる。

ストーブを一つ付けようものなら

奴らが大群になって押し寄せてくるに違いない。

それだけは何が何でも阻止しよう

寒いからといって

奴らと遭遇する事態だけはなるべく避けたいのだ

そんなリスクを背負ってまで

部屋を温める必要はない。

この寒さに慣れるのが一番の得策だろう。

ところで、布団の上から出てはいけないゲームってなんだ!?

 


それでも暖冬だから例年に比べると暖かいらしく

年末のこの時期において

雪が全くない。。

積もってもすぐに溶ける

この時期にスキー場に1ミリも雪が積もっていない

青々とした地面が剥き出しのまま荒涼と広がってるだけである。

異常かもしれない

いよいよ日本は来たるところまで来ているらしい

スキー場側は辛いだろう

年末年始の書き入れ時に満足に営業ができないのだから、

たまったものではない。

それを言うなら私もそうだ。

働きたくない。帰りたいという怠惰な思いを横に置いて

稼ぎたい欲求に身を任せれば、

稼ぎたいのに稼げない働きたいのに働けないなどと、

たまったものではない。

横に置いた怠惰を元に戻してちょうどイーブンか、、などと

ほくそ笑んでいる場合ではない。

金を稼がないと旅ができないではないか

好きな事、やりたい事ができないのは困る。

あれも売って、これも売って、

部屋の中を空っぽにしなければいけないかもしれない。

春までにある程度のお金がいる。

働きたくない私は、

なんとか働かずしてお金を得る方法がないかと考え

無謀な妄想に浸っている。

 


ああ、明日もまた休みだ、、、

 

 

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