チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

いろいろとありましたが私は元気です

どうもリョウスケです

 


旅85、86、87日目

北海道(標津町羅臼)

天気 台風そして地震

 


台風が来た。近くに大きな街はなかったのでキャンプ場で一晩明かす

不安はある。だが台風が来る前にテントを張って、万全の態勢で臨めば何とかなる予感はした。

いつもならペグは打たないが、この時ばかりはしっかりと飛ばないように地面に固定する。

食べ物も後で買いに行かずに済むように何食か分を予め買っておいた。

おにぎり、パン、カップラーメン、そして飲み物を何本か、、

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準備は万全で臨んだ台風は日本を縦断し、夜中から朝にかけて上陸

尋常ではない強い風と耳が割れんばかりの叩きつける雨、

朝の四時前に目覚めた時には外に出られる状態ではなかった。

それでも何とか飛ばされる事なく持ち堪えるテントに安堵したのも束の間、

よく見ると大雨による影響から辺り一面水浸しになっている。足元に置いた鞄がびちょびちょに濡れ、服や財布も濡れている。

かろうじてキャンプマットの上は濡れずに済んだので、体が濡れることはなかった。さすがキャンプマット!!

 


昼前になるとようやく台風も過ぎ去り、雨も止んだので、テントや荷物を乾かした後、先に進むことにした。

夕方には知床羅臼に到着し、一泊したのが昨日の話。

 


朝起きると町は騒然としていた。

北海道を震源地とする震度7の大地震

幸い知床付近は震源地から遠く離れていたので、ほとんど揺れることはなかった。

私自身も朝起きるまで地震の事などまったく気付かず、友人のメールで初めて知った。

 


揺れさえ大した事のなかった羅臼だが、

朝から街中停電している。

北海道全域で停電

店はおろか、自販機まで稼働していないときている。

慌てて一軒だけ営業中のコンビニに寄り

食料と飲み物を買った。

が、それきりお金がない、、

ATMて使えるのか?

使えないんしゃないのか?

そもそもいつまで電気が使えないのだろうと携帯を取り出すと

「圏外」との表示が、、どうやら電波も届いていないらしい。。

 


台風の影響で地元滋賀では地域によって停電騒ぎになっていると聞いて

大変だなぁ、

とまさに他人事でしかなかった騒ぎが

1日過ぎれば自分の問題になっていた。

なんと皮肉なことか

電気もない、電波もない、お金もなければ、

交通機関もお店もほとんど閉まっている

 


地元民ではない私なんかでも大変な思いをしているのだから、

さぞかし地元の人は大変だと思う。

特に震源地の方は電気だ電波だの前に、地震による直接的な被害が大きいのではないだろうか。

旅人など電気がなくても何とでもなる。

むしろ地元の人々が暮らす為に必要な物資を横取りしているようで心苦しい。

地元の人たちの為にも一日でも早い復旧が望まれる。

 


リョウスケ