チャリ旅日記

旅のことや日常のことを気ままに綴るよ

無帽の人たち

 


どうもリョウスケです

 


2023年7月5日水曜日

天気 はれ

 

 

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行きつけの喫茶店(ほぼマクド)から

通りをぼんやり眺めて過ごしていると

道ゆく自転車が妙に気になってくる。

 


努力義務とうたわれたヘルメットを頭に被った人を、あまり見かけたことがない。

 


彼らの大半は無帽であり、

たまに被っている人を見かけても

それは大概スポーツ自転車乗りか、

見た目を頓着しないおじさんだった。

 


努力義務になった日以前からこの流れは特に変わらない。

 


そんな彼ら無帽者たちの気持ちも内心わからないでもないのだ。

たとえ命を守るためとはいえ、確かにママチャリにヘルメットというスタイルはどうしてもオシャレとはほど遠いスタイル。

 


ダサいから被りたくないと言う少年少女の気持ちもわかる。

というか、自転車で全国を巡ったわたしでさえほとんど被らなかった時期もあって、

偉そうに「なんで被らへんの? 考えられへん」なんて口が裂けても言えない。

彼らの気持ちは痛いほどわかってしまう。

 


だけどそれでも、ヘルメット着用時の事故の致死率が未着用時に比べて低いと数字として出ている以上は、

過去の自分を棚のてっぺんにお供えした上で、やっぱり被るべきだと令和のわたしは考える。

 


特に田舎は自転車の利用率が高く

登下校時に自転車を利用する中高生も多い。

 


みんな被ればダサくない。

みんな被ればトレンドである。

 


ダサくないママチャリに似合うヘルメットの開発が必要だ。髪型の崩れないヘルメットの開発も。

それから、夏に蒸れない通気性の優れたヘルメットに、カバンに収納できる工夫が効いたヘルメット、あるいは被っているのに被ってないかのようなヘルメットの開発も(なぞなぞみたい)。

 


ヘルメットをしない方がダサいと思われる世の中になれば、彼らはこぞって被るんじゃないかと思う。

命の重みが実感しづらい若者たちに、

命のために被れと言うより、

オシャレのために被りたくなるような工夫があれば、きっと彼らは自ら被り始めると思うのだが。