どうもリョウスケです
2023年7月29日金曜日
天気 はれ
大阪の街中をあてもなく彷徨っていると
突然見知らぬおじさんに声をかけられた。
「いま仕事探してたりせえへんか?」
と急に尋ねられ、
「はあ。まあ一応探していますけど」
と答えると、
「よかったらうちで働かへんか? はい、名刺」
と名刺を突然渡される。
名刺には建築関係の事務所の名前が記されており、
寮もあって住み込みで働いてみないかと、
どうやらそういうことらしい。
即座に断ることをせず
考えてみます
と言って一旦名刺を受け取る。
こんな経験が前にもあったことを思い出す。
その時は名古屋だった。
バスを待っていた時に声をかけられ、
うちで働かんか、
と仕事の勧誘をされたのだった。
こんなことってよくあるのだろうか。
その時も建築関係だったため、
建築の仕事は
よほど人手が足りていないのかと心配になる。
そもそも三十代の男が街中を歩いていたからって
必ず無職だとは限らない。
いまの私は確かに無職かもしれないが、
そうでない人の方がはるかに多いはずである。
それとも私が、
よっぽど側から見るとプー太郎に見えたのか。
だとするならかなりショックが大きい。
何がショックかって、
本当にその通りであるから、
言い返せない現実があまりにショックすぎる。
プー太郎がプー太郎に見えたら終わりだ。
せめて見た目ぐらいは働き人でありたい。
そこでふと自分の格好を改めて見定めてみる。
ジーパンにTシャツというラフな出立ちで
宇宙柄のリュックを背負い、
平日の真昼間にネットカフェから退店し、
足繁く通り過ぎる雑踏を
ダラダラとあてもなく歩いている。。。
なるほど、
プー太郎がプー太郎しながら歩いていやがる。
この生活をすぐ変えることはできないが、
姿形ぐらいは変えられるはずである。
次来るときは、
せめてもう少しマシな格好をしてから
大阪にくりだそうと思うのだった。(働け)